【ブックパス】 KDDI (au) 公式の電子書籍ストアの読み放題プランやその料金、対応端末などサービスの特徴をまとめてみた


 

KDDI (au) が、2012年12月に開始した au 公式の電子書籍ストア「ブックパス」。気になる本を単品購入するアラカルトと、月額618円(税込)で雑誌や漫画、実用書、写真集などさまざまなジャンルの本が読み放題になる読み放題プランを楽しむことができます。このページでは「ブックパス」の料金や特徴など、サービス内容についてまとめています。

au ブックパスとは

ブックパスは、ケータイやスマホでおなじみ KDDI (au) が提供している公式の電子書籍ストア。

約40万冊のラインナップの中から好きな本を1冊ずつ単品購入する「アラカルト購入」と、月額618円(税込)で5万冊以上の雑誌やコミック、小説、実用書、写真集が読み放題になる「読み放題」の2つのプランから選んで利用することができます。

ちなみに読み放題プランは初回30日間は無料で利用することができます。

対応端末、利用可能なユーザー

ブックパスは、iPhone などのスマートフォンやタブレット、PC/Mac等のコンピュータで利用可能です。以前は利用するためにau 回線(IS-NET/LTE NET契約が必要)に紐づいた au ID と、ブックパス対応端末が必要でしたが、2018年7月にこれが撤廃。たとえば、NTTドコモやソフトバンクのユーザーであっても「ブックパス」を利用できるようになりました。

au回線利用者は引き続き au ID で、それ以外の方はWow!IDを使用して「ブックパス」を利用できます。

決済方法

au IDの場合

電子書籍の購入は、月々の au 通信料金と合算したり WALLET ポイントを利用できる「auかんたん決済」と、予め購入したブックコインでの「コイン決済」で行うことができます。

ブックコインの購入は毎月おトクにオートチャージされる「月額コース」と、その都度ほしい分だけ購入する「コイン購入」の2種類。「auかんたん決済」かクレジットカードかを選択して購入します。なので支払い方法はほぼ「auかんたん決済」を経由して行うことになります。

ちなみに「auかんたん決済」の場合は、WALLETポイントやWeb Money、クレジットカードを使えます。

Wow!IDの場合

クレジットカードまたはあらかじめご購入したコインで決済することになります。ただし、クレジットカードとコインの決済を併用することはできません。

対応機種 (2018年7月現在)

対応機種は次のようになっています。現行モデルを使っていれば問題なく利用することができます。

  • Android 4.0 以降搭載の au スマートフォン
  • 4G LTE タブレット
  • iPhone / iPad(iOS 9 以降の iOS)
  • PC(Windows7 以降) / Mac (Mac OS X 10.9 以降)

※下記機種の場合、SDカードが必要です。

  • DIGNO S KYL21
  • AQUOS PHONE CL IS17SH
  • AQUOS PHONE SL IS15SH
  • URBANO PROGRESSO
  • Optimus X IS11LG
  • HTC EVO 3D ISW12HT

同時に読める端末数

PCやスマホ、タブレットと様々なデバイスで利用することができる「ブックパス」ですが、1つの au ID で同時に利用できるのは1台までとなっていて、複数端末で同時に利用することはできません。

2台目以降で再生すると、「同じIDで同時に利用できるのは1台までです。再度、本を開いてください。」と表示され、読み進めることができません。ただその後また「この本を読む」を選択すると、読めることがあります。

ブックパス 読み放題プラン

「ブックパス」の読み放題プランについて。

「ブックパス」の読み放題プランは、公式には約4万冊が対象と言われています。ジャンルは「雑誌」「コミック」「よみもの」「実用書」「写真集」といった具合にカテゴリー分けされています。

コミックは他のサービスでもそうだけど、メジャーどころや最新のものは入荷していません。また全巻揃っていないものや、歯抜けがあるのもマイナス。コミック誌では「漫画アクション」や「コミックゼノン」「FEEL YOUNG」などが読み放題対象に含まれています。

雑誌は300誌以上が読み放題

最も充実していると感じるのは「雑誌」カテゴリ。ビジネス系や時事ニュースなどの真面目な雑誌から旅行・タウン情報、グルメ、モノ・トレンド、男性ファッション、女性ファッション、情報、インテリア、料理・レシピ、スポーツ、デザイン・アート・カルチャー、語学など幅広いジャンルを300誌以上読むことができます。

僕がブックパスと契約しているのも、雑誌の充実が理由にあります。ダンチュウやブルータス、カーサ ブルータス、Number、footballista など、日頃読んでいた雑誌が揃っているので、まずはさくっと読めるブックパスでチェックして、それでも紙で残しておきたい保存号のときに紙版を選ぶといった読み方に。

ラインナップは充実しているブックパスの雑誌カテゴリですが、1つ欠点があって、それは雑誌によって配信開始日が遅いこと。場合によっては1週遅れとか、1号遅れなどがあります。最新号をいち早く読みたい場合は、dマガジンなど別サービスを比較検討したほうが良いでしょう。

実用書もまずまず。あまり古い情報の本は、今さら役に立たないこともありますが。写真集もタレントから動物、風景まで、この手の定額サービスでは揃っている方ではないでしょうか。

使い勝手・操作性

ブックパスで不満に感じている点の1つが、本の管理。ダウンロードした本を読むためのアプリも提供されていますが、基本的にブラウザで読むことを前提とした設計であるにもかかわらず、「本棚」機能が貧弱で、新しい順 or 古い順 にしか並べ替えができなかったり、本棚内の検索ができないなどもう少し頑張って欲しい部分。

オフラインで読む

書籍の管理や機能面で不満の多い「ブックパス」アプリですが、電子書籍をダウンロードして端末に保存しておくことで、移動中に電波の届かない、あるいは電波状況の悪い場所にいてもオフラインで電子書籍を読むことができます。これは便利。

ダウンロード機能は、以前は Android 向けオンリーに提供されていた機能ですが、2016年に実施されたリニューアルで iPhone など iOS デバイスでもダウンロード可能になりました。

解約・退会後の扱い

ブックパスの読み放題プランを解約・退会すると、読み放題の電子書籍は、ダウンロードしてある書籍を含め読めなくなります。なので、無料期間にたくさんダウンロードして、退会後に読もうとしても読むことはできません。

アラカルト購入した書籍の場合は、auIDがある場合、もしくはauを解約してもWow!IDの移行手続きを行うことで、以前購入した本を読むことが可能です。

  • 月額562円で約5万冊が読み放題
  • 初回30日間は無料
  • 雑誌が特に充実
  • ページ数も充実
  • 読み放題プラン加入中なら、1度読んだ読み放題本は、読み放題期間終了後も読み放題
  • 本棚機能の使い勝手が悪い
  • 同時に読める端末数は1台のみ

おわりに

というわけで、 KDDI (au) 公式電子書籍ストア「ブックパス」の読み放題プランやその料金、対応端末などサービスの特徴をまとめてみた という話題でした。

電子書籍サービスはAmazonの「Kindle ストア」や楽天の「楽天Kobo」、eBookJapanDMMブックスなどたくさんありますが、雑誌が充実していることやお得なキャンペーンの数が多いこともあり、「ブックパス」を利用することが多いです。


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