スピッツ通算9枚目のアルバムとなる『ハヤブサ』。これまで彼らが見せてきた、ポップなバンドというイメージを打ち壊すかのよう。ロック色が強くて疾走感溢れる、彼らの中では抜きん出てアクの強い1枚。男臭さが出ている格好いいスピッツです。

ハヤブサ
ハヤブサ
スピッツ
発売日:2000.07.26
01. 今
02. 放浪カモメはどこまでも(album mix)
03. いろは
04. さらばユニヴァース
05. 甘い手
06. HOLIDAY
07. 8823
08. 宇宙虫
09. ハートが帰らない
10. ホタル
11. メモリーズ・カスタム
12. 俺の赤い星
13. ジュテーム?
14. アカネ

このアルバムはまず、中央に配置された「8823」を聴いてみましょう。合えば他の曲もいけるし、合わなければあまり良い評価の出来ないアルバムになることだろうと思う。

ただ、スピッツの曲が好きで聴いた場合は、まず合わないというのは無いだろうと思う。この曲は紛れもなくスピッツの音で、それでいて最高に格好いいロックチューンだから。

「放浪カモメはどこまでも」「ホタル」「メモリーズ・カスタム」と、既発シングルも違和感なく溶け込んでいます。スピッツに限らず大抵の場合、シングル曲は耳あたりの良いキャッチーなものが多いので、アルバムに入ると浮いてしまう場合があるんだけど、この辺りはアレンジの妙なんだろうか、さすがだなーと感じる。

1曲目の「今」から全編ロックなスピッツを展開させているのにも拘わらず、最後の2曲、13曲目の「ジュテーム?」と14曲目の「アカネ」で、これまでのスピッツも健在だよとしっかりアピール。格好いいスピッツに浸りつつも、この2曲でほっとしてしまうのでした。

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