スピッツの通算10枚目となる節目のアルバム『三日月ロック』。節目のアルバムに、ロックと名の付くこういうタイトルを持ってきたと言うことは、俺らはロックバンドなんだぞっていう、彼らの中でも何か期するものがあったんでしょうかね。前作『ハヤブサ』に引き続き、ロック色の強い格好いいアルバムになっています。長いこと続いているバンドなのに、まだまだ進化中。

三日月ロック
三日月ロック
スピッツ
発売日:2002.09.11
01. 夜を駆ける
02. 水色の街
03. さわって・変わって
04. ミカンズのテーマ
05. ババロア
06. ローテク・ロマンティカ
07. ハネモノ
08. 海を見に行こう
09. エスカルゴ
10. 遥か (album mix)
11. ガーベラ
12. 旅の途中
13. けもの道

前作と違うのは、彼らのイメージに即したポップな要素をもう少し入れてきた部分だろうか。自分達のやりたい音楽をやる。けれども、リスナー不在にはせず、きちんと耳に届きやすいようにする。うまいこと融合していますね。リズム隊が格好いいんだこのアルバムは。

ゆったりとしていて、それでいて芯のある力強いトラックが印象的なバラード、11曲目「ガーベラ」。そのサビの部分、

ハロー ハロー ハロー よろしくね 繋がってる 命に甘えて
ハロー ハロー ハロー ありのまま 受けとめる 今 君のすべて

ここがたまらないんですよね。すごく好き。

「旅の途中」で綺麗に終わるかと思いきや、そこで終わらずに「けもの道」をラストに持ってきているのも面白いですね。この曲もサビで泣きそうになる。

「ババロア」のような打ち込み要素の強い曲あり、定番バラードあり、「海を見に行こう」のような、何度聴いても清々しい気持ちにさせてくれる緩い曲あり、バラエティに富んだ作品。

あきらめないで それは未来へかすかに残るけもの道

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