北海道出身のバンド、サカナクションのあっという間の4枚目『kikUUiki』。彼らの特徴として踊れるエレクトロ+ロック、そしてそのサウンドから北国の夜を想起させてくれる感受性というのがあると思うんだけど、今回はエレクトロは残しつつも踊れる部分は控えめで、ポストくるりと称されたバンドサウンドの方を押したアルバム。

B00352PK8C
サカナクション - kikUUiki
kikUUiki
サカナクション
発売日:2010.03.17
01. intro = 汽空域
02. 潮
03. YES NO
04. アルクアラウンド
05. Klee
06. 21.1
07. アンダー
08. シーラカンスと僕
09. 明日から
10. 表参道26時
11. 壁
12. 目が明く藍色
13. Paradise of Sunny (Extra Track)

彼らのエレクトロ部分が好きで、ロック部分に関してはくるりのフォロアーですよねえ程度に聴いていた僕はちょっとずれたかなという印象。前作『シンシロ』ではポップになりすぎて彼ららしさが削がれてしまったので、それと比べるとらしさを取り戻しつつ、「アルクアラウンド」を中心として、より聴きやすくなっています。

以前からのエッセンスが残る「YES NO」や、「明日から」、インスト曲の「21.1」が在ることで安心を得つつ、「アルクアラウンド」の分かりやすいポップさや壮大な「目が明く藍色」に浸ってみたりする。特に今回のインスト曲、「21.1」の存在は大きいですよ。

あまり踊れなくなってしまったとはいえ、今作が今後ダンス・エレクトロ路線回帰になったときの糧になるのならば、その過程にある今回の構成もありなのかなあなんて思ったりした(帰って来ないかも知れないけどさ)。まだまだ彼らは進化の途中で、チャレンジを続けているように見えるし。

ただアルバムのリリースペースがとても早いので、その点はちょっと出し急ぎすぎな気がしないでもない。ファンとしては新しい曲をどんどん聴けるのは嬉しいんだけど。

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