ピクサーの最高責任者であるジョン・ラセターが製作総指揮を務めた新生ディズニー・アニメーション作品『ボルト』。見るまではピクサー作品だと思っていたのだけれどそうではなくて、ジョン・ラセター制作総指揮による、ウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオによる制作なんですね。新生ディズニー・アニメーション第1弾。

ボルトは大好きな少女ペニーのためならたとえ火の中水の中、スーパー・パワーで駆けつけるスーパー・ドッグ。ただし、それはTVドラマの中のこと。ところが、ボルトはすべてを現実だと信じ切っていた。高視聴率を叩き出す迫真の演技を引き出すために、撮影スタジオの外に現実の世界があることを教えられずに育ったのだ。ある日、ハプニングで外の世界に飛び出してしまったボルトは否応なく真実を突きつけられるのだった。

自分の生きている環境が、TVドラマのフィクションの世界だと知らされないまま育ったボルト。あるハプニングからニューヨークまで行ってしまったボルトが、猫のミトンズやボールに入ったままのハムスター、ライノと出会い、ハリウッドに帰ってくるまでが描かれています。

超能力を持つスーパードッグという設定で育てられたため、危険であることや犬らしいことを覚えないまま成長したボルトは行く先々で四苦八苦。しかし人間社会を知っているミトンズや、ボールに入ったままのハムスターのライノによって、徐々に本来のペットとしての犬らしさを覚えていきます。甘え方を覚えたり、棒を取ってきたり、ボール遊びをしたり、お気に入りのオモチャに固執したり。この過程がCGでありながらリアルで実に素晴らしい。

現実とのギャップや、気が合わないながら一緒に行動することによって徐々にお互いを理解していくなんていうのはありがちな設定だ(トイ・ストーリーに似てるかな)。でも飼い主とペットの愛情の深さに、犬を飼っている身としては共感せずにいられないのであった。超能力が無くても愛と勇気でヒーローになれるんだよね。

B002QQ64GA
ボルト(日本語吹替版)
ボルト
原題:Bolt
監督:クリス・ウィリアムズ / バイロン・ハワード
製作:クラーク・スペンサー / ジョン・ラセター
脚本:クリス・サンダース (ストーリー) / クリス・ウィリアムズ (シナリオ) / ダン・フォーゲルマン (シナリオ)
出演者:ジョン・トラボルタ / マイリー・サイラス / マルコム・マクダウェル
音楽:ジョン・パウエル

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で