海外サイト Deconstructor of Fun が、モバイルアプリのマーケティング調査会社 Sensor Tower より任天堂の第3のモバイルゲームアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』に関するデータを入手し公開。

それによると同アプリの推定売上高は、2月の配信から7月までに、iOS / Android 版合算で1億ドルを突破していることが明らかになりました(2017年2月2日〜2017年7月16日)。

『FEヒーローズ』、配信から半年弱で売上1億ドル以上

販売内訳は、App Store (iOS 版) でのダウンロード数が610万、売上高が6150万ドル。Google Play (Android 版) のダウンロード数が560万で、売上高5340万ドルとなっています。合計では1170万ダウンロード、1億1490万ドルの売上。

普及台数や収益性に差がある Android と iOS のDL・売上が拮抗しているのはなかなか面白い動き。

任天堂が携帯機向けに展開しているタイトルの希望小売価格は、通常39.99ドル(日本では4800円)程度。『FEヒーローズ』が1億ドル以上稼いだことは、250万本クラスのヒット作が1本生まれたのと同じような規模ということになります。

FEヒーローズの売上はマリオラン以上

任天堂の君島社長は、先日開かれた第77期定時株主総会の質疑応答において、

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』のダウンロード数は『スーパーマリオ ラン』の10分の1にも達していませんが、お客様からお支払いいただいている金額は『スーパーマリオ ラン』を超えています。

via: 第 77 期 定時株主総会 質疑応答(要旨)(.pdf)

とコメント。世界1100万強というダウンロード数は、F2P (Free to Play、基本プレイ無料) タイプのゲームアプリとしてはそう多くはないものの、収益力は高く、任天堂のモバイルゲーム事業を牽引する存在となっています。

『スーパーマリオ ラン』は世界200カ国以上で1億5000万を上回るダウンロードのヒットとなったものの、購入率は10%に届かない、任天堂の期待を下回るパフォーマンスにとどまっています。価格は販売地域で異なりますが、だいたい10ドルとすると総売上は1億5000万ドル前後。

『FEH』は公式にマリオランを上回る売上だという発言は公式のものですから、センサータワーの出した推計値は実態からそう離れておらず、あるいはもっと規模が大きくても全く不思議ではありません。

日本ユーザーが牽引

地域別の売上を見ると、日本が66%と3分の2を占めて圧倒的。次いでモバイル大国のアメリカが24%。日米で9割を稼いでいます。3位はカナダで4%、その他が6%という結果に。

近年は海外人気が高まり、欧米を合わせると日本をしのぐ勢いを見せる『ファイアーエムブレム』ですが、『FEH』の収益力では日本が中心となっています。

『ファイアーエムブレム』は1990年にファミコン用ソフトとして誕生した、任天堂・インテリジェントシステムズの25年を超える老舗ロールプレイング・シミュレーション (SRPG) シリーズ。

直近作は、1992年に発売された『ファイアーエムブレム外伝』をニンテンドー3DSでリメイクした『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』。2018年には、2007年に Wii で発売された『暁の女神』以来となる据置機向けの完全新作が、 Nintendo Switch で予定されています。

また任天堂はスマホ向けに、年2〜3タイトル程度を投入する計画。今年度は『どうぶつの森』の配信が予定されています。

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