au 下取りプログラム:MNP加入時でも利用可、iPhone など機種変更時に新端末の購入負担を軽減する公式サービス


 

最近のスマートフォンを購入する時にネックになってくるのはその値段。iPhone もモデルによっては10万円を超えて、割賦で購入する時には簡単な審査も入るくらい。

新機種の購入負担を軽くするため、携帯電話各社では下取りプログラムというサービスを実施しています。

下取り価格は会社やモデルによって異なりますが、たとえば au では2017年4月現在、iPhone 6s Plus は容量に関係なく3万5000円(ポイント)という比較的高額で下取りしてもらえ、新機種の支払い等に充当することができます。

au 下取りプログラムとは

「au 下取りプログラム」は、3ヵ月以上利用した下取り対象機種から、機種変更でauスマートフォン、iPhone、auケータイ、auタブレットを購入するときに利用できる下取りサービス。下取り価格は au WALLET ポイントで付与され、本体価格の割引はもちろん、通常の WALLET ポイントとして各種サービス利用や商品購入などに使うことができます。

適用条件 その1:au 契約の端末であること(MNP の場合も下取り可能)

au 契約のある機種から au の機種への機種変更であること(MNP で au へ加入するときは例外的に下取り対象になります)。プリペイド専用電話や au IC カードのみによる機種変更は対象外となっています。また購入1台に対して、下取りに出せる機種は1台まで。

適用条件 その2:KDDI に登録されている最新購入機種であること

2つ目の条件は、下取りに出す機種が、KDDI に登録されている最新の購入機種であること。機種変更直前に使っている端末1台ということですね。2つ以上前の端末を下取りに出すことはできません。

適用条件 その3:壊れていないこと

3つめの条件は、下取りに出したい機種が故障や水漏れなく、正常に動作すること。電源が入らなかったり、水漏れ反応があったりなど動かない場合は残念ながら対象外。画面割れが酷いなど、よほど端末の状態が酷い場合はお店で相談が必要かもしれませんが、通常利用でついてしまう程度の、多少の傷はあっても問題ありません。

正常に充電ができ、電源が入って起動し、動く端末であれば、その時点での下取り金額を au WALLET ポイントとして支払ってもらえます。

付属品や説明書も不要なので、とにかく端末があればオーケー。この辺りは街の買取業者とは異なりハードル低いですね。

下取りに出す前に準備すること

下取りサービスは通常、機種変更と合わせて行われます。なので下取りに出す前には端末データのバックアップを行っておきましょう。まあ、機種変更の際に行う作業なので、下取りにあたっての準備というよりも機種変更準備になるかとは思いますが。

iPhone のバックアップは、iCloud を利用するか、あるいは USB けーブルでコンピュータと接続して、 iTunes から完全なバックアップを作成することができます。

データの初期化

下取りの際、データの初期化を行う必要があります。先にやってしまうとスマホを使えない時間が長くなってしまうので、当日でオーケー。

iPhone を初期化するには、設定アプリから「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択し「iPhone を消去」をタップ。「本当に続けますか?」と表示されるので、もういちど「iPhone を消去」をタップ。

すると初期化が始まり、工場出荷状態にリセットされます。

後日下取りも可能

「下取りプログラム」は基本的に機種変更と同時に行い、新機種の購入代金に充当するためのサービスですが、バックアップからの復元が万が一上手くいかない不安から、新機種への移行が完全に完了した段階で下取りに出したいということもあろうかと思います。そうした時には、「後日下取り」あるいは「郵送下取り」という手段を選ぶことができます。

後日下取り

「後日下取り」は機種変更を行った翌月末まで受け付けており、「下取りする対象の機種」と「機種変更(端末増設)申込書(お客様控え)」を、機種変更した店舗へ持ち込むことで受け付けてくれます。

郵送下取り

「郵送下取り」は機種変更時に店頭で申し込むことで利用できます。1週間ほどで、au から「回収キット」が日本郵便「本人限定受取郵便(特例型)」にて届くので、「回収キット」の “到着後10日以内” に「返送用レターパック」で下取り対象機器を発送します。下取り対象機器が「au下取り郵送受付センター」に到着してから2週間程度で、au WALLET ポイントが付与されます。

後日下取りの注意点

なお、本体価格から料金が割引となるのは、店頭で機種変更と同時にポイントを利用した場合のみ。後日、下取りに出した時に付与されるポイントを本体価格の割引に充当することはできません。

端末を後日下取りに出した場合、WALLET ポイントが即時還元されます。この WALLET ポイントは au 料金へ充当することができるので、この方法を使って月々の支払金額を下げることができます(au WALLET ポイントプログラムから申込可能)。

選べるコースは3種類。それぞれ指定したコースの金額が、申し込み翌月の請求分から6ヶ月間 WALLET ポイントで充当されます。

  1. 3,000ポイントコース  (毎月500円分×6ヶ月充当)
  2. 6,000ポイントコース  (毎月1,000円分×6ヶ月充当)
  3. 12,000ポイントコース (毎月2,000円分×6ヶ月充当)

au Online Shop での下取りプログラム

au 公式のオンラインショップ「au Online Shop」でも下取りプログラムを利用可能です。ただし「au Online Shop下取りプログラム」は郵送下取りと同様の扱いになるため、購入端末の代金の充当に利用することはできない点には注意が必要です。

まとめ:気軽に高額で下取りしてもらえる公式プログラム

というわけで、機種変更する際には下取りプログラムを利用することで購入負担を軽くすることができますよという話でした。

昔の端末を記念に保存しておくこともありますが、殆どの場合はしまいこんだままになってしまうし、であれば下取りに出してしまったほうが、次の端末等をお得に購入できて良いですね。

スマホ買取店と異なり、au 下取りプログラムは付属品などが不要で、ちゃんと動く本体さえあればいいという点も、条件がゆるくてお手軽です。

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