2016年を象徴する現象の1つだったモバイルゲーム『ポケモンGO』。ゲームアプリの枠を超えて世界を席巻しましたが、配信開始から2016年末までの売上は iOS と Android の合計で9億5000万ドルを突破していることが調査会社 App Annie から報告されました。

ゲームアプリとして過去最速で8億ドルを突破

App Annie の2016年総括レポートによると、『ポケモンGO』の消費者支出は配信110日で8億ドルに到達。これまで最も成功したモバイルゲームである『Candy Crush Saga』の2.3倍以上、『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』よりも3.5倍以上早いペースで達成しました。

その後も数字は伸び続けており、2016年末までの消費者支出は9億5000万ドルを突破しているそうです。

ゲームを遊んでみるとわかりますが、『ポケモンGO』はそれほどマネタイズを意識していないため(最近は第2世代の解禁で「ふかそうち」の需要が高まっていますが)、その中でこれだけの販売規模、日本円にしてざっと1000億円強を半年で稼ぎ出したのは驚異的といえます。

「9億5000万ドル」という数字を他ジャンルのエンタメ売上と比較してみると、たとえば映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の世界興行収入(8億7330万ドル)を上回っています。

また「1000億円」という規模で見るならば(為替の影響があるので一概に同じ規模での比較はできませんが)、昨年度(2015年4月-2016年3月)の任天堂のホームコンソールゲーム機本体(Wii U)が1024億円、携帯ゲーム機ソフトウェア(DS, 3DS)が1091億円でした。

ユーザーエンゲージメントも高い水準を維持

『ポケモンGO』はユーザーエンゲージメントも高い水準を維持。アプリのリリース直後だけでなく、ゲーム内イベントを行うことで、再エンゲージメントを促すことに成功しました。10月のハロウィンイベント開始時、1日あたりのプレイ時間は400万時間を超えて最大600万時間強に。その後も10月は1日400万時間以上をキープしました。

『ポケモンGO』の成功について App Annie は、『ポケモン』という世界中で愛されているIPであったことやシンプルな操作性、拡張現実を生かしたゲームプレイ、そしてなによりもソーシャル要素が多くの人を惹きつけたのではないかと分析しています。

2016年のアプリダウンロード数ランキング(iOS/Android 合算)において、『ポケモンGO』は年間1位を獲得。収益ではゲーム部門で『モンスターストライク』や『クラッシュ・オブ・クラン』に次ぐ3位となりました。開発・運営元の Niantic もゲームのパブリッシャー部門で8位に入りました。

フォローして更新情報をチェック

  • follow us in feedly