GAP、日本の「オールド・ネイビー」全53店舗を閉鎖し撤退へ。低価格帯の競争激化で苦戦


 

米カジュアル衣料大手のGAPは19日に発表したQ1決算の中で、業績改善策の一環として、傘下の低価格ブランド「オールド・ネイビー」の日本市場撤退を決めたと発表しました。北米やメキシコ、中国といった成長を期待できる市場に注力し、日本で展開する53店舗は2017年1月までに閉店します。

2012年、北米以外では初めて出店した「オールド・ネイビー」ですが、わずか4年で撤退することとなってしまいました。また「バナナ・リパブリック」の一部店舗も、北米以外を中心に閉店。2ブランド全体で75店舗が影響を受ける計画です。

一方でGAPは、「日本市場は引き続き重要な位置づけ」との認識。200店舗以上を展開する主力の「GAP」や「バナナ・リパブリック」2ブランドの営業は継続するということです。

「オールド・ネイビー」といえば、吉祥寺にも昨年路面店がオープンしましたが、まだ1年とちょっと。「アメリカン・イーグル」と同じくらいのタイミングで日本進出を果たした後発組ながら、あっという間の撤退です。

吉祥寺店はオープンしたてに何度か行ったくらいで、何か違うなと思って結局買うものは無かったんですが。アパレル業界は競争が激しい上に売上もなかなか大変だという話をよく聞きます。吉祥寺も住みたい街トップクラスを誇る人気の割に、なかなか厳しい街のようで。店の入れ替わりはめまぐるしいものがあります。

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