- 2009.06.09
- 国内サッカー
「まだ」なのか「もう」なのか、51試合ある今年のJ2リーグ戦も20試合目を迎えました。今節の対戦相手は、砂川のスーパーボレーとキリノの初ゴールでコンサドーレ札幌が今シーズンの初勝利を挙げた、サガン鳥栖。13試合連続無敗と記録は伸びているものの、修正すべき課題を多く抱えたまま、改善されずに不安定なまま走り続けている札幌。そろそろチームとして完成度の高まった、気持ちの良い勝利を見てみたい。
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コンサドーレ札幌 1 – 2 サガン鳥栖
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大黒柱MFクライトンは帰国中のためこの試合も不在です。前節は基本布陣である4-2-3-1は変えずに、クライトンの位置にそのままMF砂川を入れて臨みました(試合途中で4-4-2になりましたが)。この試合はスタートからFWを2枚にした4-4-2。ボールを落ち着かせることの出来る宮澤がキリノと2トップを組みます。ベンチにはMF芳賀が復活。FW石井が外れました。
この4-4-2によって、外一辺倒だったMF藤田が中に切り込んでいくプレーを見せるなど、システム変更によって出来るトップ下の分のスペースを上手く使い札幌が試合をコントロールしていきます。しかしクライトンがいないことで、ボールをキープしてペースダウンし、入れ込み過ぎる攻撃陣を落ち着かせる役が不在。勢いに任せたプレーは、札幌イレブンのスタミナを無駄に消耗させていくのでした。押し込む時間が長い分、守備への意識が薄くなりがちで切り替えも遅くなってしまいます。まあクライトン依存から脱却した攻撃の形として、今後活かせるようになると良いと思うのだけど。
試合を支配していながら追加点を奪えずにいつものように守備が不安定になり始める札幌。狙っていたかのようにギアを入れる鳥栖に同点ゴールを奪われ、その後、札幌U-15にも所属していたハーフナー・マイクに逆転ゴールを許してしまいます。がっくり。西とマイクのマッチアップは嬉しいものがありましたが、負けてしまってはね。
打てども打てども得点を奪えない展開。長いシーズン、そういう試合もあります。札幌の場合はそういう試合ばかりですけれども。であれば、1-0でリードしていたわけですから、そのまま無失点で試合を終わらせるような戦い方に切り替える柔軟さが欲しいなと思うのですよね。監督の采配にも選手の意識にも。毎試合2点3点以上必要なチームでは、上位には入っていけません。
DF吉弘も失点シーンの少し前からかなり疲れがあるように見えていましたし、ソンファンの気を抜く癖?(そして敵の実力を見誤ってあわやという場面をよく招く)も相変わらずです。疲れもあると思いますけどね。あくまでそう見えるという全く僕の主観ですが。勿論、後半は中盤でプレスが利かなくなり、彼らに余計な負担がかかってしまっているので、一概にDFが悪いとは思いません。中盤で相手攻撃の芽を摘んでいるMFダニルソンも残り10分、15分のところで棒立ちになっているシーンが散見されます。他の選手も言わずもがな。
ピッチ内でキャプテンシーを発揮できる選手の登場が待たれるわけですが、最も適任でありそうな、石崎監督の考えや戦術を叩き込まれているDF箕輪の復帰はまだまだ先。キャプテンを任されているとはいえまだまだ上里には難しいだろうし、副キャプテン達はそもそも試合に出ていない。西嶋や、元キャプテンの芳賀で打開出来ないかな。
次節、クライトンに加えてダニルソンも累積警告で不在となります。一本調子で攻めるのではなく、時間帯毎、得点毎によって戦い方を変える必要があるのではないだろうか。
脆さを見せるチームに観客者数も(いつ振りだろう?)ドームの試合としては長く記憶にないですが、1万人を割り込んでしまいました。観客数の減少は死活問題。PRチャンスで不甲斐ない試合をしていることが客離れに繋がっているように思います。初観戦で下手な試合を見せられたら暫くはまた来たいと思わないですよね。暫くならまだしも、それっきり・・・ということも十分考えられます。
上位4チームが手堅く勝ち点を積み上げているので、この時期にも関わらずかなり差をつけられて昇格圏が遠くなっていますが、そこに食い込んでいくために札幌に出来ることといえば、目の前の試合で結果を出し続けることのみ。チーム、個人の更なるレベルアップが必要です。

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