GIANT KILLING 13 (モーニングKC) (コミック) 「I am NO.1 crusher」なパッカくんが大暴れするオールスター編を収録した単行本13巻が発売中のジャイアント・キリング第148話。

いよいよ暗黒面を露わにし、まだ怪我の癒えていない達海をCM解禁に合わせて興行目的のためにベンチ入りさせるよう駒田監督に要求する会長。会長命令を駒田監督は断れるはずもなく、達海は浦和戦ベンチ入りを果たします。

達海の露出によってETUに興味を持った新サポーターと、これまでの雰囲気を壊すことから彼らを良く思わない旧サポーター。ただ久しぶりに出場するかもしれない達海への期待だけが一様に高まっていくのでした。


会長の指示によってベンチ入りを果たした達海。久しぶりにエースが出場するかもしれないとあってアップの段階で既にサポーターからは大きな声援が送られます。松ちゃんと一緒に淡々とアップを続ける達海。指示通りの行動に満足げな会長。そこへやって来たのは笠野さん。話し合いは既に終わったと会長は話していますが、笠野さんの方はまだ話したりないと言った表情。それもそのはずで、今回の件は笠野さんには告げられず会長と監督の下で行われたものでした。こんな事を続けていれば近いうちにチームは崩壊しますよ。と語気を強める笠野さん。しかし会長は、笠野さんのやり方では客を呼び込む事は出来ないとし、そんなアマチュアじみた考えではプロとして通用しないと厳しく批判。経営面から見た会長のやり方は間違っていないだけに、苦しいところです。

「達海を犠牲にしておいて、何が結果だ!」と笠野さんは詰め寄りますが
「その達海がいないと勝てんチームを作ったのは誰だ。お前に責任は無いのか、笠野」と会長に言い換えされ、言葉を失う笠野さん。実際達海が離脱してからはその通りだし、自身も達海の影響力が大きくなりすぎていることに気が付いてしまったので、何も言い返すことが出来ません。しかし会長も達海の才能に魅せられた1人。中断期間前のこの時期になるべく怪我に影響のない形で、かつサポーターも満足出来るようなタイミングを狙ったんだと説明します。

「そんな甘い考えで・・・試合に勝てるとお思いですか?」
「勝て。私はそうとしか言えん」

サポーターや選手と距離が近すぎたせいか経営面で冷静な判断が出来ない笠野さんに対して、あくまで営業サイド、経営面でETUというクラブを見る会長。犬猿の仲な2人ですが、上手くはまれば面白いクラブになるだろうに勿体ないですね。

そして試合が開始され、ETUは1点リードされる劣勢。スタンドから試合を見る笠野さんですが、このままでは取り返しのつかないことになると気が気ではない様子。崩壊に向かいつつあるフロント、サポーター、選手同士の軋轢。この状態が続けば達海が壊されてしまうんじゃないか?そうした状態にあるにもかかわらず、何も出来ない自分に苛立ちを隠しきれません。考えろ、俺に何が出来る?

頭に思い浮かんだのは、夜のグラウンドで交わした達海との会話。

「いいよいいよ、笠さんに任す」

あの時語った達海の言葉の意味、腹括れって言っていたのかもしれないな達海。と気が付いた笠さん。11番の深作に変わって投入される達海。期待の大声援で埋まるスタジアム。しかし、結果は覆らず、0-1でETUは敗戦。

試合後のロッカールームでは、変えられた深作が荒れています。なぜあの場面で怪我をしている達海なんだ!スピードのあるFW入れている方が可能性はあったじゃないかと味方に当たり散らします。大人の事情で達海が入らなければ・・・。そんな、達海1人にチームが振り回されている現状にうんざりなんだよと、たまったうっぷんをここぞとばかりにはらす深作。いつからETUは達海1人のチームになったんだよ!!と、止まりません。

その会話は、ドアの向こう側にいた達海の耳に届いていたのでした。ワンマンだなんて思ったことはない。いつだってチームのために、サポーターのために戦って来た。それなのに。

皆が帰路につこうかというとき、永田兄が血相を変えて笠野さんの元へ。これを見てくれと英語で書かれたFAXを渡します。どうやらイングランドから正式なオファーが届いたようです。リチャードをよこしたあのクラブ?もう決めたよ、というような笠野さんの表情。いよいよ移籍してしまうのか?といったところで以下次号。次号は表紙&巻頭カラー!!

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