徐々にその実力の片鱗を見せはじめた代表エース花森。な、ジャイアントキリング第360話。椿が縦のコースを切っているつもりでも、難しい体勢からしっかり前線へパスをつなげていきます。

そんな、普通なら出してこないだろうというポジションからでも、花森なら出せるだろうと踏んで走り出しているのが、海外組の1人である桐生。左サイドの小室はマークが遅れ、フリーで上げさせてしまいます。

そのボールに中で合わせていくのは、ここも海外組の1人であるアレック。古谷の上からヘディングを叩き込んでいきます。これはキーパーが弾きますが、詰めて行ったのは国内復帰組の岩渕。ここまで何も言葉を発さない。現役海外組と復帰組とで確執とかあったりするんだろうか。ようやくエンジンがかかってきたAチームを見て、これなら明日のゲームもなんとかなりそうだと胸を撫で下ろす通訳さん。その言葉を聞いたブラン監督はニカーっと振り向いて

「なぜそう思った?ホーム開催の親善試合だからかい?相手が本気で来るとは言い難いからかい?上手く答えられたら、今頭に浮かんでる通訳の交代を考え直してやってもいいよ」

あやうく一発レッドコースでした。慢心した空気が選手にまで伝わっては困ると引き締めるブラン監督。負けなしが続いて好調だとはいえ、油断なし。アジアのチャンピオンを決める大会での目標は優勝以外にありません。

ブラン監督曰く、前回大会では日本が優勝していて、仮に優勝を逃すことがあれば、前任者に劣っていると自分の評価を下げることにもなる。外の雑音が大きければ選手たちに余計なプレッシャーをかけることになるし、それを防ぐためブラン監督はU-22の選手たちを呼び、競争に集中させる狙いがあったと。ただ、それだけに、もっとAチームを追い込んでもらいたいんだけどなと、ここまでのBチームのパフォーマンスにはやや不満げ。

さっきは桐生に抜かれてしまった小室。このままAチームの引き立て役で終わってたまるかと燃えています。浦田からのサイドチェンジのボールを受けて、立野と入れ替わりでBチームに入ったアレックに合わせるハイボールを警戒させたところでグランダーのボールを窪田へ。窪田は無理に抜きにいかず、上がってきた椿へ。が、ここは城西が読んでいてスライディングでカット。「はっ。まだ下の世代に取って代わられるわけにはいかないんでね」ただ優等生発言をするだけではありません。代表選手なのです。

そしてボールは再び花森へ。なんだか少しフラストレーションが溜まっている様子。“ブランめ……当てつけのように活きのいい若手を呼んで、なぜ日本の至宝である俺を、わざわざ苦しめるような真似をするんだ……!!”

代わった立野へボールを入れると、岩渕はファーへ流れ、花森自身はFWが外に開いて空いた中央へ。

“今更競争だとか、そんな次元の低いところに、もう俺を置かないでくれ”

そのままゴール!ブランの狙い通りといったところか、花森のプライドをくすぐったようで、ついにその実力を見せてくれました。ゼエゼエ言ってますけど走る選手なんだ。

しかし花森、絶対的な存在とはいえ、その立場を脅かす存在がいたのでした。持田。今回は召集されていませんが、花森の立場を「脅かせられるるる」ヤツとしてその名が。国内組という立場ながら、海外組に引けを取らない実力者。代表編のうちに出演機会はあるのかなといったところで今週はここまで。

プレシーズンマッチからここまでの公式戦を見て、外国人選手を含めてもプレーに怖さを感じる描かれ方をしていたのは持田くらいでしたからね。やはり抜けた能力を持つ選手なのでしょう。持田の場合は他の面でも怖さがありましたけれど。怪我がかなり深刻なようですが、モッチー再登場あるんでしょうか。

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