首位大阪を相手に1点リードで折り返したETUなジャイアントキリング第338話。最新単行本第32巻は7月23日に発売予定。

残り45分、この試合が終わればリーグ戦も中断期間に入り、短いながらもオフが待っている。力を出し切ってこいと選手の背中を押す松ちゃんですが、それに異を唱えるのがU-22代表でもある赤崎。なぜここでリーグ戦が中断するのかといえば、A代表の親善試合が組まれているから。つまり、休める=代表に選出されないことを意味しているわけで、そんなつもりはさらさらないというわけです。さらに、この試合にはブラン監督や剛田監督が視察に訪れており、ひょっとするとETUから選出される可能性もある。

赤崎は、この先のオフに期待するよりも、ここで結果を残して休日返上でA代表へ行く。その方が、モチベーションが上がると言います。くるっと掌を返し、よく言った赤崎!と褒めちぎる松ちゃん。とばっちりをくらうのは、夏木。

U-22世代である亀井や、調子が上向いてきた夏木も赤崎に同調し、その先を見据えます。個人プレーに走りだしそうな夏木や亀井を落ち着かせるのはキャプテンの杉江。ミスをなくすことを心がけて後半に臨もうと引き締めます。

後藤GMはこの時期に選手が前を向いて試合に臨めていることに手応え。先日の連敗も、負け癖を払拭するためには避けて通れない道だったのかもしれないと。しかしそこを乗り越え、チームは逞しさを身につけました。もはや弱小クラブなどではなく、優勝争いに参戦できるところにまで上り詰めたんだと鼻息を荒くします。

と、ここまで黙っていた達海が口を開きます。

「このくっそ暑い中で、首位大阪にペースを握らせず1点リード。なかなか上々な前半だった。と……、思っている奴がいたら、ちょっと困るね。ってのが、前半を受けての俺の印象」

と振り返ります。というのも、得点チャンスは多く作っていたし、大阪は後半必ず修正してくる。さらに、大阪が今回もETUに敗れるようなことがあれば、2試合で勝ち点6を取り損ね、逆にETUには勝ち点6を献上したことになる。勝ち点6は、優勝を逃すには十分すぎる数字。ETUに負けた事が響きタイトルを逃すなんてことは、絶対に避けたい大阪は、後半死にものぐるいで来る。

ただ、達海は選手を脅すわけではなく、その大阪を上回って見せろと鼓舞。セカンドボールへの反応も、攻守の切り替えも。冷静さを保ちつつ闘志では圧倒して見せろと。

試合終了のホイッスルが鳴るとき、誰もが厳しいコンディションでも戦い抜いた経験や、首位を2度倒した自信を手にして戻ってこいと。ピッチに立つ以上、誰一人手ぶらで帰ってくるんじゃねえぞ!と送り出します。

さて、一方のガンナーズ。リードされて入ったハーフタイム、ダルファー監督の渾身のゲキ(内容は不明)を受け取ったはずの選手たちからリアクションは無し。就任当初はこんなんじゃなかったよね!? と動揺を隠せないダルファー監督ですが、そこは通訳兼参謀のソノダくん、これもチームが熟成している証だとしっかりフォロー。

リアクションの薄さは、指揮官の意思を十分に把握しているため。そしてもうひとつの理由として、前半ピッチ上で見せた集中をハーフタイム中でも途切れさせることなくいたからかもしれない。どっちが監督だか分からない、ソノダくんも悪い顔になってきたところで今週はここまで。

選手がピッチに戻っていきますが、大阪の攻撃力がどこで爆発するのか。そしてETUがそれをどう防いでいくのかという攻防。交代カードをどこで切るのかというのも見所です。前半は意外とさっくり終了したので、後半どう描かれるのか気になるところ。

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