ゼウベルトから板垣へのパスをインターセプトした村越が攻め上がるジャイアントキリング第320話。最新単行本第30巻好評発売中。


交代で入ってすぐ、狙いすましたようにボールを奪う頼れる元キャプテン村越。王子へ渡し振り向きざま椿へ。が、名古屋選手も王子から椿へのラインは読んでいてブロック。すると、

「王子、遅いっ!!」

前半から、王子のパス出しが遅いことを気にしていた椿がついに口に出します。

「なんだって?」

カチンと来たのか椿に詰め寄る王子。あるいは、互いの動きを確認し合ったか。そして村越は、プレミアリーグから鹿島に復帰した同い年、同じポジションの五味の事を思い出していました。

五味の復帰が鹿島のラストピースとなり、鹿島は本来の力を発揮。カップ戦ではETUにつけいる隙を与えませんでした。負けている場面で投入された自分に課せられた仕事は、そんな五味と同じなのかもしれない。しかしキャプテンとして君臨する五味と、杉江にキャプテンを託した村越の立場は異なります。

キャプテンであることで、ミスターETUと呼ばれてリスペクトされることで生じていた甘えを捨てて選手に戻った村越は「全ての答えはプレーで出す。そして、必ず今まで以上のパフォーマンスを見せて、“日本代表入りを目指す”」と達海に宣言。

代表キャップも無く、既に選手としてのピークを過ぎた村越が今から代表入りを目標とするのはいささか現実離れしてはいますが、妥協無く1人のサッカー選手として本気でプレーするという強い意思の表れ。

名古屋ペースになりかけるところをゼウベルトからボールを奪い、取り返そうとチャージしてきたゼウベルトに対しても身体を張ってキープ。そして椿にボールを繋ぎます。左サイド上がっていく赤崎。「椿!!」ボールを要求。大丈夫だ。危ないところはしっかりケアできてる。危険なプレーはさせないと川瀬。

ここで椿がパスを出したのは、さきほど何かと確認し合っていた王子。しかも汗をかくのが嫌いなあの王子が、達海との連携で見せていたようなスペースへ走り込む姿を公式戦で見せます。必要とあらばやると話していた王子がここでその動きを見せるとは。といったところで今週はここまで。

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