最新単行本第12巻が本日23日発売のジャイアント・キリング第136話。表紙はジャイキリワールドのキャラクターとしては異彩を放つ東京ヴィクトリー持田。暗黒面です。

チームは好調、サポーターとの関係も良好で、一見何もが上手くいっているように見えるETU。しかしエース達海は既に怪我を予見させる描写があり、全ての元凶であろう会長の不穏な行動有りと、ひたひたとクラブ暗黒時代へ向かってもいるんですよね。

現在はクラブ再建が進んでいるとはいえ、この絶頂期とも言える時期から一気に落ちていくのだろうし、切ないですね。何よりも、サポの心が離れていくのを見るのは苦しい。

練習グラウンドを出ようとする達海の前に現れた、会長と秘書。
人気スポーツドリンクの新CMに達海が起用されることを、集まってきた選手達の前で発表します。超有名商品のCMに達海が起用されると知って大興奮のチームメイトと、それほどでもない達海本人。俺も俺もとCMに出たいとせがむ選手達に会長は、商品価値を上げるためにもっと頑張る事だ。とします。

「これが成立したのは、達海がグラウンドで結果を残して来たからだ。ETUというクラブでチームを牽引し、代表の試合でも結果を出してきた。そしてスター性と将来性を期待されてのことだ」

そして、このCM枠を日本代表で、東京ヴィクトリーの10番・成田と最後まで争ったんだと補足。勢いのある達海の方が、成田より上。そう判断された。だから、次のダービーで絶対成田に勝つんだ。と、会長は達海に告げます。彼より上だということを、ピッチで誰の目にも分かるように示してこいと。それはちょっと無茶なのでは、という選手に対して会長は、

「できるかできないか、ではない。やるんだよ。プロ選手ならばな」と主張。続けて、
「君たちは、ファンがいるから生活出来ているんだ。その期待に応えるのがプロの仕事なんじゃないのか?」

新たなスターの台頭を求めているファンの期待に応えられるのは、達海しかいない。という会長。ファンのためでもあり、達海のためでもあり、そしてクラブのためでもある。
熱を帯びてくる会長の話ですが、退屈だったのか黙って聞いていた達海はあくび。

「そろそろ俺も言わせてもらうけどさ・・・・・・」

と反撃に出ようとしたところで、笠野さんが止めに入ります。
他の選手が引き上げていく中、それでも達海は何か言いたげにしていますが、サポーターとの撮影もあるし笠野さんには頭が上がらないといった感じで、渋々引き上げていきます。笠野さんの態度が気にくわないといった表情で睨みつける会長。やはり上手くいっていない様子。

夜、ETUクラブハウス。
会長はどうやら広告業界にコネがあるようで、それを利用してくれるので営業は助かっているようですね。ただ、会長としての権利を利用して多少ワンマンなところがあり、サッカーもそれほど詳しくはないみたい。

けれどもそれはそれとして、東京ヴィクトリーという同じ東京をホームとするビッグクラブがある中で、ETUを大きくする事には真剣なんだそうです。そして現在、クラブには達海というクラブの顔で全国区になり得る選手がいる。知名度を上げるために攻めにでるのは当然じゃないかと、営業は会長の行動に理解を示している様子。言いくるめられてしまいましたが、まだ納得がいかない永田兄弟。

(このクラブは今、何か大切なものを見落としているような気がする・・・・・・)

まだハッキリした言葉にはならないようですが、クラブの在り方、会長のやり方に関して漠然と不安にかられる永田兄。

さらに夜更け。
グラウンドに出て、何か考え事をしている達海。足の状態を確かめている風でもありますね。あまり状態は良くないのかもしれません。そこにタイミング良く現れるのは笠野さん。丁度いいや。ちょっと話そうや、達海。と、意味深なところで今週はここまで。

貧乏クラブに資金を運んでくるためには、実力だけではなく、メディアへの露出等によって認知度を上げていくことも勿論大事。会長のやり方はドラスティックではあるけれど、商品価値のある選手を広告に利用するのは1つのやり方として間違いとは言い切れないんだよね。他の部署と上手く均衡が取れていると相乗効果を得られると思うのだけれど、難しいところです。

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