GIANT KILLING 11 (モーニングKC) (コミック) 1試合限りの真夏の祭典、新キャラも多数登場した日本人選抜対外国人選抜によるオールスター戦も終了。いよいよ本格的な中断期間に突入したジャイキリ第129話。

戦術の修正や徹底も去る事ながら、この期間は移籍市場が再び開いているということもあって、新戦力に期待する時期でもあります。逆に、選手が移籍していってしまうこともありますが。

そんなわけで今週は選手の移籍に関してのお話でした。
オールスターでの豪華な顔ぶれも良かったのですが、やはりETUの選手達を見ると落ち着くというか、ほっとしますね。自分の贔屓チームのことを考えても、能力的に足りない部分は勿論たくさんあるのだけど、特別愛着をもって見てしまうものです。ETUの選手達もそれに近い感じがありますね。


練習の集合時間、続々と選手達が集まってきていますが、石浜の姿が見当たりません。心配そうにしているのは、同期で同い年で、しかもポジションも左右は違えど同じサイドバックの清川。

と、ここで場面は変わって、とあるビル。ヴァンガード甲府の強化部の小池さんと宮本さんに会いに来る選手が1人。あ、石浜。石浜本人はこの件について黙っていたみたいなのですが、口の軽い松ちゃんはあっさりとオファーがあったことを他の選手達に伝えてしまいます。

練習を休んで相手チームの話を聞くなんて、まさか石浜は移籍?なんて勘ぐってしまいますが、この話は仲の良い清川ですら知らされていなかったみたいだし。ますます怪しい。

動揺する選手達がGMの後藤さんを掴まえて話を聞くと、どうやら完全移籍でのオファーがあったようです。完全移籍!しかし、フロントとしては石浜を手放すつもりは無い様子。5年育ててきたということは、高卒か、もしくは下部組織からってことですかね。清川も同期ということで、境遇は一緒でしょう。不安そうな清川でしたが、後藤さんの話を聞いて安堵。

オファーを羨ましがる夏木ですが、すかさず後藤さんと丹さんからウチを出たいのか?とツッコミ。オチも付いたところでこの騒動も鎮静化かと思いきや、赤崎が後藤さんに対し、

「他のクラブのGMに会っていいなんて、俺からしたらウチのチームは本当に自分を必要としてんのかって、首をかしげたくなりますけどね」

と、クラブ側の姿勢に不満そうです。うん、確かにそういう見方もありますね。
が、こういう意見が出ることは後藤さんも想定内だったようで、個人的には会って欲しくはないとしながらも、
「クラブの問題であると共に、石浜の問題でもある。石浜にだって話を聞く権利はあるだろう」と、諭します。
この後藤さんの言葉に対して、それはひょっとして達海さんの考えなんじゃないスか?と、まだ納得のいかなそうな赤崎。そしてどうやら図星。決定権は無いながらも、オファーは全て選手に伝える。相手側との話し合いも、本人の意思で許可するというのが、達海就任時に条件として求めたんだそうです。怪我で選手人生半ばにして引退を余儀なくさせられた達海なりの、選手側に立った考えの1つかもしれません。そして、当初は達海の契約条件だったこの案件も、今となってはETUフロントの総意になっているんだそうです。選手とフロントとの間で情報をオープンにし、信頼を高めていこうという狙い。

納得したような、今ひとつのような練習後の選手達。人それぞれ考え方は違って当然ですが、この辺は難しいところですね。世良は止めて欲しいと言っていますが、他クラブからの評価を聞きたい選手もいるでしょう。皆複雑な気持ちの様子。

そしてクラブハウス。
夜も更けて、中断期間中だというのに自室に籠もりなにやら調べ物をしている達海。戦術の修正案でも練っているのだろうか。特に台詞もなくこの場は終了。

そして石浜が練習に戻ってきました。みんなから早速突っ込まれる石浜。甲府の条件はETUと同じか少し下。まあ、今やSBの控えですしね。そんなに好条件は望めないでしょう。そしてなにより、ETUに育ててもらった恩があるということで、最初から移籍するつもりは無かったと、さっぱりした表情で答える石浜。だから、混乱を避けるために黙っていたということだそうです。松ちゃんが口軽すぎるから!

黙っていたことを清川に詫びる石浜。なんでもかんでも喋ってたら変な関係だと怪しまれるだろと笑って答える清川。おお、そういう心配していたんですね2人とも。彼女もいないそうで、まあそういう関係だったとしてもいいんじゃないかな、別に。

と、そこへ達海が登場。練習終わったらちょっといいか?と、石浜個人を指名。これは何かあるのか?といったところで、今週はここまで。

単にパパッと移籍させちゃうだけではなく、なんというかデリケートな部分も描いてしまうジャイキリ。実際どういう形で行われているのかは知るよしもありませんが、クラブ間の問題でもあるんだけど、今回あったように当然選手自身の気持ちの問題もあるんですよね。コンサドーレの話をすると、去年は川崎から箕輪が、そして今年は柏から石川がレンタルで(箕輪は今年から完全移籍)やってきてくれました。2人とも出身地であるクラブに所属していながら、相当な覚悟を持って北海道まで来てくれたわけです。砂川なんかも当時柏から来てくれたわけですが、本州の人からすると北海道というのは異国のような感覚らしいですね。道産子は本州以南にいっても全くそんな気しませんが。

札幌は金銭面では良い条件を出せませんから、他の部分で訴えなければならない。2人を指導したことのある石崎監督が居るとは言っても。お金が動くことですが、選手は物じゃないですから、気持ちがありますからね。次週以降石浜がどうなってしまうのか、気になります。

それにしても話になんねえ!と切り捨てられてしまう松ちゃん。
コーチなのに、切ない。

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