王子の左足が名古屋守備陣を切り崩す。な、ジャイアントキリング第303話。単行本第29巻は10月23日発売予定。


司令塔のゼウベルトとFWペペを前線に残し、残る選手は自陣にベタ引きの名古屋。さらには椿に対してボランチに入っている10番の川瀬がマンツーマンについている。そんな相手の状況を、味方に対しての見方と同じように冷静に見ているETUの右SB石神。

ボランチの1人がマンマークについているとなれば、綻びも生まれるってもんでしょと、メッセージを込めて椿へ派宇。椿もその意図を汲んで、川瀬を引きつけて外のガブリエルへいったん出します。名古屋ディフェンスはガブリエル方向のニアへ寄る。ガブリエルから再びボールを受けた石神は、スペースが空いたことを見逃さず、中央の王子へ。門が開いてるのは一瞬だからな。

王子の左足一閃。グランダーを狙って蹴り込まれたボールは、名古屋ゴールへガシュっと吸い込まれ、前半18分にETU先制!! 余裕の表情の王子。さすがですよ。

達海のクラブへの献身さを讃え、「このゴールは君に捧げるよ」と、珍しくハグを交わす王子。その後は選手達が次々とやってきて達海もみくちゃに。有里ちゃんまで出て行こうとしますが、それはさすがに制止されます。

先制したからと浮かれるなよと、イレブンを引き締める元キャプテンの村越。キャプテンマークを外れ、きっと苦しい思いでいても、影響力は絶大です。そして、「お、俺…あ…足が…」と、先制ゴールでもみくちゃにされて立ち上がれず、苦しんでいる人がもう1人。

ベタ引きの名古屋に対して、しっかりと攻撃のビジョンを持って両SBが攻め上がるETU。そこには、両チームの置かれた立場の違いが浮き上がって見えたのでした。

チームとして、改めてまとまりを持ってこの試合に臨んでいるETUに対し、現実的な、選手の個性を殺してでも勝ち点を取りに来た名古屋。しかし先制されても名古屋の不破監督は、浮き足立つな、落ち着いて行けとプランを崩そうとはしません。超守備的布陣を敷いたのに、先制される展開でも想定内?そんな不破監督の指示の前に、名古屋の選手達はどう動くのか?といったところで今週はここまで。

フォーメーションの穴を見事に突いて、さくっと先制したETU。個人ではなく、チームで狙って得点したところに成長が見えます。名古屋もやられっぱなしではないでしょうが、いいところ見せられるか。

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