最新単行本第28巻
ムック「extra Vol.14」は7月23日発売!! な、ジャイアントキリング第294話。和やかムードのミニゲームは続きます。


ボールを持つのはコーチの松ちゃん。マッチアップするのは熊田。ここ止めないともう今季使ってもらえないぞ。ある意味今季絶望だぞ。と野次が飛ぶ中、さすがに大丈夫。と、余裕で止める熊田。松ちゃんも、ああ見えて元ストライカーのはずなんですけどね……。

こぼれたボールを拾いにいく熊田ですが、ざくっとカットするのは達海。いいところにいます。ゲームを見ている会長は、あの嗅覚、ゲームの流れを変えられる存在感、まるであの頃の達海がそのまま帰ってきたようじゃないか。

しかし達海は切り返しの時など負担の掛かる動きは辛そう。決めろよジーノ!とパスを出しますが、今回の仕打ちに怒る黒豹・黒田がこれをカット「甘えよバカ」。達海、ちょっと意外そう。黒田はそのまま持ち上がり、必殺技を披露。

「くらえっ! 黒豹シュートォ!!」

バチィッ。止められてしまいます。しかしこぼれ球を亀井が詰めてゴール。結果オーライです。黒豹…。

記事にしないことを条件にミニゲームを見学している記者陣も、ブランクによるミスは仕方無いとはいえ、あの立ち振る舞いやプレースタイルは10年前に何度も魅せてくれたプレーヤー達海猛の姿そのままじゃないか。と、会長と同じ感想。いつも厳しい山井さんも涙がほろり。

何で達海は今頃になって自らプレーを?まさか現役復帰とか?等と笠野さんを問い詰める山井さんですが、笠野さんは虚ろな表情を崩さずに返します。

「君らの目には、そんなに昔と同じように見えるかい」

さてピッチではいよいよ達海がチームの抱える問題の核心に近づいていきます。

「こんなミニゲームでしけたプレーしてたら“代表”になんて入れっこねえからな」

日本代表を挙げ、選手のプライドをくすぐります。黒田は即座に反応。現役復帰どころか代表までもくろんでるのかと、どこまで図々しさに気づいてないのかと。さすがクロ、上手いこと乗ってきてくれました。

「図々しいも何も、仕方ないじゃん。俺はそうやってボール蹴ってきたんだから」

少し辛そうな表情の達海。さらに、

「草サッカーじゃあるまいし、生半可な気持ちでピッチに立てっかよ。やるんだったらトコトンまで上を目指すよ、俺は。お前等は違うの?」

ぬるま湯状態、負け癖を払拭しきれないチームのカンフル剤となるにはこうするしかなかったのでしょうか。「よく見てろってんだ」と、いっぱいいっぱいそうな表情で語り、そしてペースアップ。ジーノとのコンビネーションで一気に抜いていきます。

達海のマークに付くのは椿。中を見て出すタイミングを窺うジーノ。引きつけて引きつけて、一瞬の隙を突いてフリーになった達海を見逃さず、ボールを送るジーノ。食らいつきにいく椿。その動きに気づいている達海。ダイレクトでは打たずにボールをトラップして反転して交わしてシュートモーション。椿も懸命にブロックへ。しかしフェイク!シュートフェイントでさらに切り返し椿を置き去りにしてシュートを打ちにいきます。

が、完璧に逆を付いてスペースを作った達海のシュートを、椿の超反応がブロック。この身体能力には誰もが目を丸くします。しかしボールはまだ生きているとピッチでは止まらず即座にカウンター。止めた椿が一瞬でゴール前に上がり、黒田からのロングボールを一気にゴールに結びつけます。

現7番の椿のずば抜けた身体能力が出た一方で、いよいよ脚が限界に来てしまったっぽい旧7番の達海。やはり、やはり万全にはほど遠い状態だったのねといったところで今週はここまで。

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