敗戦から一夜明け、全体練習前の朝、一人ボールと対話する達海。な、ジャイアントキリング第290話。千葉戦終盤収録の最新単行本第27巻&ムック「extra Vol.13ETU × adidasプロダクトもまだまだ発売中。


脚以外にも、肩で頭で軽快なリフティングを見せる達海。脚を悪くしていても、これくらいは造作もないってことでしょうか。暑すぎるのは勘弁だけど、ボールを蹴るには悪くねえな。

さて、練習。選手達が集まってきます。暑さのせいか試合の疲れも抜けないようですが、試合に出ていない石神(ガミ)さんもなぜか疲れが溜まっている様子。なんでや。

敗戦により、東京Vと磐田に抜かれて7位にダウンしたETU。結局最後はいつも通り残留争いしているなんて嫌だぜ。なんて話を矢野としているのは、出場機会のない向井か広井か。すると真面目キャラ宮野が「やめましょうよ、そういうこと茶化すの」と止めに入ります。こういうところにも意識のズレを感じますが、険悪になりそうなところを清川が制止。ロッカーは重苦しいムードに包まれます。

そんなことよりも、杉江は緑川(ドリ)さんとの電話を思い出していました。

「ETUは、ここより上に行くことは可能だと思いますか?」

ドリさんに尋ねます。ドリさんは、

「可能性は、勿論あるさ」

と返事。ただし、今シーズンに限って、しかも“ここより上”というのが単に順位を上げるという意味でならと付け加えます。番狂わせや、運を味方に付けた勢いで勝ち進むことは、往々にしてあること。でも、そうした一時の強さは、いつかメッキが剥がれる時がくる。そして、今杉江が見ている光景は、まさにそういう状態なのかもしれないと伝えます。

重要なのはこれから。いつものように、小さなプライドを守りながら修正していくのか(村越らの姿勢を暗に批判?)、それとも今こそ変わるべき時だと、チャンスだと思ってやっていくのか。これは監督がどうこうする問題ではなく、選手個々が強い意識を持って挑んでいけるかどうか。

ただ、杉江がささやかながら気がついただけでも、良い方向に向かっているような気がするよ。とドリさんは言います。元日本代表で、サッカー王国清水に在籍していたドリさん、ずっと前からETUのメンタルではこういう壁にぶつかることをわかっていたのでした。

そうして杉江が最後に出て行くと、選手たちはグラウンドに入らず、外から何かを眺めています。会長や有里ちゃんも。皆が目にしたのは、40mはあろうかという距離から大きなモーションでシュートを放つ達海の姿。蹴れたの!? そしてそのボールは、見事ネットを揺らします。さらに、キーパー役として立っていた後藤さんから爆弾発言。

「冗談で言ってたんじゃないのか?お前、本気で現役復帰を考えてんのか!? 達海」

えっ?というところで今週はここまで。右足首に左膝、手術してまだマシになったとは言うものの、水はたまるわ関節はグラついてるわと達海自身「もうボールを蹴られる足ではないね、こいつは」と言っていましたが、もの凄いシュートを決めたりとこれからどうなっていくのでしょうか。それと選手側の意識改革ですが、明らかにサブメンバーは今まで通りであり、問題の根は深そうです。

GIANT KILLING(27) (モーニング KC)  / ツジトモ、綱本 将也 講談社
GIANT KILLING 27
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
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