鹿島戦の大敗を引きずり調子を落とすETU。な、ジャイアントキリング第287話。最新単行本第27巻&ムック「extra Vol.13ETU × adidasプロダクトもまだまだ発売中。赤崎&椿の五輪代表コンビで反撃を試みるも、浦和のキャプテン、A代表のDF越後が立ちはだかります。

王子からのパスに反応し、カウンターを試みた赤崎。反撃のチャンスを感じ、攻撃に参加した椿。しかしそれ以外の選手の出足が鈍く、厚みのある攻撃を見せる事ができません。辛うじて2失点目を防いでいるだけのETUイレブンですが、それでも達海はじっと動きません。

易々とシュートまで持って行かれてしまう守備陣に対し、たまらずキーパーの佐野は「もっとしっかり競ってくれ!!」と声。ラインを高くしなくても、一旦引いて守るのもありじゃないかと言いかけたところで、DF杉江が「ダメだ!」と制止。ラインを下げるのは浦和の思うつぼ、「自信もってやろうぜ!! 今までだってこういう状況を覆してきただろ! とにかく各々目の前の敵にやられないことだ! 守備も! 攻撃も!」

まるでキャプテンかのようなスギの台詞ですが、キャプテンであるMF村越の耳にその言葉はあまり響いていない様子。というか、鹿島戦で同い年・同ポジションであるMF五味に高いパフォーマンスをまざまざと見せつけられ、圧倒されたのが尾を引き、試合に集中しきれていません。

奴ならどうする…五味が戻ったことで、明らかに鹿島は変わった…奴はチームに要理への執着心を植付け…迷いを消し去った…俺が……俺が、奴のようにんるには…一体どうしたらいい……!!

キャプテンとして、チームを、ETUを王者のように引っ張って行くにはどうしていくのが最善なのか。迷いを持ち込んでしまっているコッシー。

1失点で済んでいるのが不思議にも見える圧倒的劣勢に焦る後藤さん。カップ戦を挟んでいるとはいえ、これを落とすと3連敗。ただでさえ自信を失いかけている中、今後の士気にも影響が出かねません。そんな後藤さんを見て有里ちゃんは、達海の心理を代弁。

「勝つことを知って、色々学んできたこのクラブが、この状況でどういう判断をするのか」

順調に進んできた中での鹿島戦での完敗。あの2連敗をどう受け止めるのか、また前を向いていけるのか。そして残り27分、遂に達海が動きます。

「ま、大体わかった」

一気に2枚交代。夏木と殿山を呼びます。

「これ以上酷い試合やらかすのは、サポーターにも相手チームにも失礼だからね」

そして一旦ボールが切れ、2人が入ります。

「え」

サポーターも驚く意外な交代。掲げられた選手交代ボードに映る数字は“6”番。キャプテン村越に交代が告げられました。といったところで今週はここまで。

ボランチであり、キャプテンであり、ミスターETUと呼ばれるほどチームの象徴的な存在である村越。今回は悪い形で、彼の状態がチームに伝播していることを達海は見抜いていたのでした。

スラムダンクで魚住が赤木に言った、「お前は鰈だ。泥にまみれろよ」的な展開が、コッシーにも待ち受けていそうな予感です。対五味で頭がいっぱいな村越ですが、ETUがベストパフォーマンスを発揮するために、自分が出来る仕事とはいったい何なのか。それをこの試合のうちに見つけることになるでしょうか。

GIANT KILLING(27) (モーニング KC)  / ツジトモ、綱本 将也 講談社
GIANT KILLING 27
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
発売日:2013.4.23

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