最新単行本第27巻&ムック「extra Vol.13」は4月23日に同時発売!! な、ジャイアントキリング第285話。


「今までのことは水に流して、手を取り合わねえか?」

スカルズリーダー羽田からの意外な提案に、返す言葉がすぐに出てこないゴロー。しかし息子のコータは夢のタッグ結成に大興奮。「これってまるでさ、アニメのモンキージャックで、ずっと敵同士だったモンキージャックとブラックジャンキーが地球を守るために一緒委戦うところくらいのすごさじゃんかー!」勝手に盛り上がるコータに母ちゃんからは「ン委ワケのわかんないこと言ってんだい」と冷静なツッコミ。

そしてそのツッコミは、自分たちばっかり盛り上がって、周りのことは目に入らないのかい。と、ゴローたち2人にも向けられました。しかしさすがに理解者、達海が帰ってきたりで特別な年なんだろうと、今シーズンに関してはホームはおろかアウェーゲームに関しても多少は大目に見てもらえる事になりました。

自分の亭主が必要とされているのを見るのは、悪い気はしないしね。と。ただし条件として、ゴローは試合以外の時間に馬車馬の如く働くこと、コータの成績が少しでも落ちたら、羽田はタダで勉強を教えることが伝えられました。教え方は不問。コータ、とばっちり。

そして、やるからには半端なことをせず、「浅草の人間はトコトンお祭り好きだってところを見せつけて、ETUのサポーターは日本一だって言われるくらいチームを盛り上げておいで」

まるで母ちゃんが総司令官のように羽田とゴローへ指示を出し、ゴール裏には老若男女関係無しにETUを応援するかつての盛り上がりやコールが戻ってきました。

「あ、そーれ E-T-U!! あ、そーれ E-T-U!!」

スカルズのメンバーたちもこのコールでも問題無い様子。羽田は新しい応援が届くのかどうかまだ不安なようですが、それでもようやく導き出した形、信じるしかないと応援を続けます。

さて、試合。雨の中ベンチに座りっぱなしの達海。そして久々松ちゃん。中盤を厚くし、前線から果敢にプレスをかけてくる浦和に対し、ETUはなかなか前へ運べていない様子。「序盤からここま血眼になって迫ってくるとは“予想外で”…」と言う松ちゃんに、達海はちょっと呆れにも見える表情で

「あのさあ……それって、準備できてたって言えんの?」

他所から見れば、ETUはシーズンここまで好調だったものの、カップ戦で鹿島に大敗して態勢を崩していると思われている。浦和からすれば上位につけているETUをここで叩ければ、本来の調子を取り戻す絶好の機会。高いモチベーションで臨んできているだろう相手に対し、ETUはどれだけの準備をしていた?

練習からつまらなく見えていたのは、チームに蔓延しはじめていた慢心や勝ちへの慣れだったのでしょうか、楔のボールが入らず、中盤へ戻し、そこから結局ゴールキーパーまで戻してしまうなど浦和のプレスをかいくぐることができず、ボールをリズム良く回すことができません。

キーパーの佐野が大きく蹴り出すものの競り勝てず浦和ボールに。悉く弾際で奪われてしまいます。上から見ている藤澤さんも、浦和がチームとして意思統一されている以上にETUのコンディションが悪いと見ています。それとも、問題は別の所にあるの?とフィジカルコンディション以外の懸念も。

ゴール前まで攻め込まれシュートを打たれるものの、外に逸れ難を逃れます。プレーが切れたところで達海が立ち上がり、大声でピリッとしないETU選手達に指示。しかし「まったくやんなっちゃうね。さーてさて、どうなることやら」と、何となくいつもと様子が違います。

「なんとなーくこの試合、監督冷めてませんかねー。今日は一段と他人事っぽいといいますか……」

松ちゃんがおそるおそる尋ねてみると、

「松ちゃんにしては鋭いね」
「!!」
「そうさ。俺は…今日はあいつらと一緒に戦わない。そう決めたんだ」

なんとまたしても職務放棄の達海。選手達だけで持ち直せるのか?といったところで今週はここまで。

GIANT KILLING(27) (モーニング KC)  / ツジトモ、綱本 将也 講談社
GIANT KILLING 27
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
発売日:2013年4月23日

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