大敗ショックからどう立ち直る?なジャイアントキリング第282話。最新コミック第27巻は4月23日発売予定。単行本第26巻やムック『extra Vol.12』も発売中。アディダス×ジャイキリ新商品も選手背番号を選べるレプリカシャツなど予約受付中。発売済みコミックはKindleにも対応!!


前回、何人かのネガティブな空気を察した達海でしたが、練習を外から見ている後藤GMの評価は「あそこまでの大敗したことを考えれば、チームの雰囲気はよっぽどいいと言える」。ですが、気がかりは達海の冴えない表情です。達海自身もはっきりと答えを出せてないようですが、後藤さんから話を聞いていた笠野さんは、「よっぽど夏バテであることを祈りたいところだけどな」と、達海の表情から何かを感じ取った様子。。

練習後のロッカールーム。ガブが不満を口にしています。練習中も裏へのボールを要求していたのに、出てこなかったんだそう。それとも出せる技術が無いの?ねえ、クロダ。となぜかクロを名指し。

諭すように堀田が口を挟みますが、ガブが怒っている最大の原因は堀田にありました。鹿島との1戦目(前半に2点取られてそのまま敗戦)、2失点の後、堀田は裏を狙わずに安全なプレイに終始。行ける場面があったのにもかかわらず。そのためETUは、押し込まれて劣勢を覆す事ができませんでした。

通訳の鹿賀さんに制止されてそれ以上を言うのは止めたガブですが、勢いがついちゃって言い足りない様子。堀田はチームを落ち着かせるためにという意図のもと、ボールを散らしていたそうで、仲間もフォローしますが、そこに黒田が参戦し、さらにキーパーの佐野まで。
1点取れば評価される攻撃陣とは違って、守備陣にとっては話が別です。2試合7失点は重く屈辱的な数字。想いを共有してほしいと伝えます。

すると、今度は堺が「はっ。まるで被害者みてえな物言いだな」と絡みだし、不穏な空気に。そこを落ち着かせるのはチーム1のユーティリティープレーヤー丹波。

去年15位のチームがリーグ戦現在5位であることや、カップ戦をここまで進めただけでも出来すぎで、十分に良く戦えているし、謙虚さを忘れてはいけないと。

そして、キャプテンの村越へ振ります。コッシーのキャプテンらしい優等生コメントに、皆が耳を傾けます。

「俺達はチャレンジャーだ。東京Vや鹿島と当たって、まだ力の差を感じたとしても、それは仕方のないことだ。奴らにはタイトル争いをしてきた経験がある。だからって、俺達には何もないのか?そんなことはないだろう。

ETUは毎年のように残留争いに巻き込まれ、常にこの時期は降格を恐れながら一試合一試合戦ってきた。あの一敗がもたらす絶望感を、お前等だって忘れたわけじゃないだろう。俺達は、それを何度も乗り越えてきた。それはこのクラブにとっての経験だ。

だからこそ今回の敗戦、この程度のことでバラバラになるようなチームなのか?俺達は。何度も敗戦のショックから立ち直ってきた俺達こそ、こういう場面でひとつになれる。それこそがETUの強みなんじゃねえのか?

切り替えてまとまろうぜ。俺達にはそれができる。そして浦和に勝って、俺達の手でもう一度いい流れを引き戻そうぜ」

もっともらしい発言をした村越ですが、今のは俺の本心か?と疑心暗鬼に。これでいいはずだと振り返ると、杉江がなんだか浮かない表情。本当に正しかったんだろうか……?

そしてクラブハウス屋上、作戦ボードを眺める達海は、「よし。決めた」と何か決断をした様子。このクラブが先に進んでいくには、これしかねえよな……。どうなるETU。

大敗にショックを受けているのは選手達ばかりではありません。仮コールリーダーを任されたゴローもまたショックから立ち直ることができず、客から顔色を心配される始末。負けたことそれ自体よりも、試合の途中で心が折れてしまったこと。また逃げたも同然であることの負い目から立ち直れずにいました。

スカルズなら、羽田なら最後まで諦めずに鼓舞し続けたんじゃないか?でも、もうそこまで係わることもない、期間限定の役目は終わったと自分を納得させようとしますが、腑には落ちてないようですね。そんな田沼青果に一人の男が……といったところで今週はここまで。

今シーズンのあまりの好調さのせいか、過去の体験が全てすっ飛んでしまったかのような反応を見せる面々。過去を反すうして立ち直る事も容易いでしょうが、一方で、出来すぎなシーズンだったが故に、1つの綻びからずるずると、なんてこともありそうです。達海はどんな策を講じるのでしょうか。それと、王子は専用の個室でも用意されているのかというくらい、今回の件で全く姿を見かけませんでした。

GIANT KILLING
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
発売日:

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