五輪合宿編がスタート!な、ジャイアントキリング第269話。単行本第25巻 & ムック「extra Vol.11」好評発売中です。復活のアディダス×ETUも好評予約受付中


ザッキーに振られてポツンとしていた椿に声をかけてくれたのは、クラブでは椿と同じ7番を背負う大阪ガンナーズの窪田でした。

「日本の代表なのだ」と監督の言葉に及び腰な椿に対して、クボタンなりの回答。

「ただ僕は、自分の地元と、クラブがある大阪の代表。のつもりだよ」

あっ、たしか達海がくれたメッセージにもそんな言葉があったような。ただし、勘違いしないでほしいとクボタンは言います。サッカーも1人ではできない。11人で1つのチーム。それと同じ。1人1人が、それぞれの地方や応援してくれ手居る人の代表であればいいと思うんだ。窪田はそういいます。

たとえば、同じ大阪のDF小室の出身は鹿児島で、大分のGK多田の出身は北海道、浦和の川瀬に至っては地元は秋田で高校は千葉とばらばら。そして窪田自身も静岡出身で、大阪に所属しています。椿にしてもそう。

「そうやって、皆が代表してきてるところを合わせれば、全国津々浦々とまではいかなくても、僕たちは十部日本を代表しているチームって言えると思うんだ」

浅草のサポーターたちや小学校の恩師達、家族、様々な人の姿が椿の脳裏に浮かんできました。なるほど、浅草代表ってそういうことだったのか。と納得させる椿。そして本当の意味は?

中身を見ていた有里ちゃんが、達海に真意を聞きます。すると達海は

「調子乗りの赤崎に対しては、いいカッコばっかしようとしないで足元見ろよって意味。ビビりの椿に対しては、日本代表って言葉にのまれるくらいなら、浅草代表程度の気持ちでいろよって意味」

各々に書くのが面倒だから1つにまとめてみたんだそう。なかなか器用な事をします。そして、車で送った意味は、単にザッキーへの嫌がらせ。ぐぬぬ。

ザッキー車中でずっと顔を隠していたそう。ユース出身なのに、なんでそこまで嫌がっているんでしょうかね。地元だから逆に恥ずかしいのか。

窪田の言葉で少しリラックスできた椿。しかしたくさん喋った窪田は1日分喋った気がするよとちょっとお疲れ。でもそのくらい、椿と同じチームになることを想像して楽しみにもしていたんだとか。

さて紅白戦がはじまっています。ザッキーと椿、窪田はサブ組のBチーム。Aチームには東京の三雲(ミック)や川崎の草野、小室らが居ました。そして前回ザッキーのシュートをかすめてゴールを決めていた清水の大谷と橋本、10番の細見。細見はオランダのクラブに所属している選手のようで、現在怪我明け。

コンディションの整わない選手がいることもあって、ボールを奪ってから面白いように繋いでシュートまで持ち込むAチームですが、監督はあまり良くは見えていないようです。コーチは不安を和らげるようにポジティブなコメントを出していますが、本番を明後日に控え監督はそこまで悠長に見ていられません。

五輪代表はその下の世代から五輪出場を目指して4年間やってきているチームで、長くチームに呼ばれていればいるほど、自分たちの手で1つ1つ切符を掴んで来たという、それはもう並々ならぬ思いがあります。ただそうした気持ちがあってかやや気負いもあるんでしょうか。それにたいして控えメンバーのBチームはその重責がない分伸び伸びとプレー。

左サイド?にポジションを取る赤崎から中央の椿へ。そこから窪田へ楔を入れ、やや右へ開いた椿へ戻す。窪田は縦に。椿は窪田に合わせるよう、斜めにボールを入れますが、実は囮でその後ろにからきた吉家がシュート!しかしそうやすやすと決められてたまるかとAチームの綿谷がブロック。

良い形だったよと窪田は手を叩いて椿へ合図。初めてのチームながら連係もよく、7番のコンビが冴えています。

「よしっ、得点の匂いはしてきた!もっかい攻めよう!」

椿、いきなり代表デビューなるか?といったところで今週はここまで。

GIANT KILLING(25) (モーニング KC)  / ツジトモ、綱本 将也
GIANT KILLING 25
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
発売日:2012.10.23

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で