最新単行本第23巻 & ムック『GIANT KILLING extra Vol.09』好評発売中な、ジャイアントキリング第249話。周りが何と言おうと、監督と俺たちは、信頼関係でつながっているんだ……!!


戸倉から左サイドのロベルトへ狙い通りのカウンターを仕掛ける千葉。高めのラインを引くETU。中央には椿、村越はロベルトを対応。中は頼んだぞ黒田!杉江もロベルトをマークしに引っ張り出され、中は黒田1人。今度こそニア?それとも?ロベルトはまだ縦へ。黒田1枚だったところには清川が絞って2枚に。くるならこいっ!ん、もう1人走り込んでくる選手が…。

形は整った。

ボッ

達海の読み通りファーサイドへクロスを入れてきたロベルト。上げさせてしまった。ボールは黒田の頭を越えもう1つ後ろへ。そこへ走り込んできていたのは、マクレガー!ポジショニングで後手を踏み、虚を突かれた清川は競ることすらさせてもらえず前へ入られて、ドンピシャでゴールへ叩き込まれ、千葉が先制!ETUは悪い流れをこちらへたぐり寄せることができず、そのまま先制を許してしまいます。

このゴールを、祖国で帰りを待つ家族に捧ぐ……!

エンブレムを掴み、感傷に浸るマクレガー。プラン通りに先制した千葉。選手達はベンチに駆け寄り、プランを授けてくれた監督と喜びを分かち合おうとしますが、

「やりましたよ監督ーっ!!」

「何の真似だ。1点取っただけで勝った気になっているのか?お前達の守備力は、それほどまでに鉄壁を誇るのか?90分集中を切らすなと常に言っているはずだ。それがわからぬのなら、この時点で交代のカードを切ったっていいんだぞ。さあ、誰だ?誰がベンチに下がる」

マクレガーがフリーになった瞬間には、してやったりと一瞬笑みを見せたミルコビッチ監督ですが、すぐさま戦闘モードに立ち返り厳しいお言葉。

一目散に持ち場へと戻っていく千葉の選手達。戻れ戻れ!たかだか1点で調子乗るなよ!

先制されたETUの選手達は一様に厳しい顔。達海もいつもの余裕はどこへやら。完璧に弱点を突かれての失点なだけに、悔しさを押し殺したような表情。

スタンドの記者陣。
一連のETU攻略の手本のような千葉の先制点に、単なる1失点以上の重みを山井さんは感じているようですね。中盤の底を厚くして起点となる司令塔を潰し、CBではミスマッチを作り出し、攻撃的なSBの裏のスペースを活かしてカウンターを仕掛け、杉江を外へ釣り出した事で、ETUの不安材料である高さで有利な場面を作り出し、見事なゴールを生んだ。

このまま押し切られでもしたら、この日の千葉の戦い方を見て今後の対戦チームはどんどんETUの弱点を突いてくるようになる。これまでのような勢いは見られないかもしれない?! さあ、どうする達海。そしてここで前半終了1-0で千葉リード。

一方、観戦を自粛しているスカルズメンバー。リーダーの羽田は、マンションの一室で、試合を見ていました。テレビで見ていても、この日のETUの試合展開には思うところがあるようで、厳しい表情をしていますが、そんなときにピンポーンとチャイム。ドアを開けてみれば、立っていたのは同じく観戦を自粛しているスカルズの主要メンバーたち。

「よぉ。久しぶりに一緒にテレビ観戦しようじゃねえのよ。羽田さん」

活動自粛ながらいても立っても居られないとばかりに集まったメンバー。さて、どうなる?といったところで今週はここまで。ETUの良さを完全に封じ込まれ、良いところ無く前半を終え、ここまで戦術面で相手に上回れ続けた試合も無いだろうなと言う感じですが、後半達海はどんな手を打ってくるのでしょうね。

GIANT KILLING(23) (モーニング KC)  / ツジトモ、綱本 将也
GIANT KILLING 23
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
発売日:2012年4月23日

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