連休明けで連載再開!な、ジャイアントキリング第248話。最新単行本第23巻 & ムック『GIANT KILLING extra Vol.09』好評発売中。心理面まで読んで対策を立ててきた千葉の教授・ミルコビッチの前に苦戦を強いられるETU。均衡を破るのはどっち?


記者席で試合を見つめる藤澤さん。山井さんの千葉評を聞き、確かに千葉の選手は監督の顔色をうかがってる感じで個性が無く、面白味に欠けると感じているよう。ただこの試合でいいゲーム運びをしているのは千葉の方で、まだ得点こそ無いもののミルコビッチ監督の采配がずばり的中しています。

でももし千葉の選手が駒のような扱いをされ、能力に不釣り合いなサッカーをしているのだとしたら、そんなチームにやられるのは悔しくない?戦術ってもっと選手の個性に寄り添って立てられるものでしょう?システムにはめ込むミルコビッチ監督のやり方に疑問を呈す藤澤さん。まあ僕もシステムは選手の個性を発揮するものと思っていますけども。

で、達海もそうなんですね。まず選手ありきの考え。どうにか流れを引き寄せて、この試合、絶対に勝利をもぎ取りなさいよ!と、藤澤さん口には出さないですが、きっと鋭い眼光でベンチをガン見していることでしょう。

そうはいっても流れは千葉。ETUはまた右サイドから押し込まれます。ガブが上がりを抑えて構え、相手の勢いを止めたところで村越が戻って対応。挟んで奪い、椿を経由して赤崎へ。さあ、ここからどう崩す。

寄せが速い相手にこそ、有効なのはドリブルだろ!! 強引に抜きに行きます。千葉の選手がたまらずユニを掴みながら止めにいきますが突破!しかしここで笛がなり、なんと赤崎のファウルを取られてしまいました。イラつくザッキー。

そうしたところで椿に話しかけてきたのは王子。

「ふーっ、やれやれ。プレーするのも窮屈だし、ジャッジも微妙だし、なんともやりがいを感じない試合だねー。そう思わない?バッキー」

昨シーズンは試合の途中で飽きて、自ら交代を願い出た事もあるという王子。徹底マークとジャッジへの不満からやる気を失いかけています。おーい。

王子がやる気を失っているからといって、試合は止まりません。千葉に攻め込まれ、今度は中央から言いコースへミドルッ。これはキーパー佐野が防ぎますが防戦一方で黒田もイライラ。あ、これはいつものことか。

松ちゃんの話によると、ETUここまでシュート0。いつもの形を作れれば・・・と松ちゃんは考えているようですが、達海は違って、相手はそこまでを折り込み済みだと考えているみたいです。好調だからといって得意な形に拘れば拘るほど、ミルコビッチの策に嵌ることになる。

達海は達海でシステムをいじった千葉の穴を探っていたようですが、上手く機能していてつけ込める要素がまだ見当たらない感じ。どう出る?

ガブが引いて守備重視になったことも、王子がやる気を無くして動きが鈍くなってきていることも想定内。そしてじれてまたガブが上がってくることも。しかし王子は腰に手を当てていて本当にやる気が無さそう。

千葉の選手たちのことをよく言わない人が多いことは選手の耳にも届いていて、監督が最高のプランを用意しながら選手が実践できず、「勉強のできない補習クラスのようだ」と揶揄されたり、あるいは選手のレベルに見合わない策を強いることで監督が批判されることも。

ただ外野が何を言おうとも、実際は現場の人間にしかわからない。。。そんな思いを抱いているところで、想定通りガブが上がってきた!SB上がってきたぞ!チェック。

赤崎とスイッチしてオーバーラップしていくガブ。すぐ戻せよ!と言われるガブですが、結局アカサキ1人じゃ抜けないんだから僕がフォローに行かないとと独力で突破を試みます。が、連携不足ゆえ赤崎とガブの進路がまる被り。いいよもう!と強引に中へ入れていくガブですが、コースが甘くクリアされます。

「少ないチャンスをモノにされるCBなど、クラブにとっては給料泥棒と同じだと思え」

監督の厳しい言葉を思い出し、必死のクリア。そして、

「攻撃のイメージを常に持っていないから、お前達はいつまで経ってもノロマで退屈なサッカーしか出来んのだよ」

これまた厳しい言葉を思い出し、イメージイメージ。起点になる戸倉を見つけ繋いでいきます。ETUは再三狙われているガブの裏を警戒。どこへ出す?

「周りにも自分にも、常に厳しいプレーを要求しろ。そうすることで、全体のレベルが上がっていく。チームというのは、そうやって成長していくものだ」

戸倉も監督の言葉を思い出し、自分たちのさっかーを貫くだけだと蹴り出します。といったところで今週はここまで。結果が出ていないことで批判もあるけれど、ETUが達海の下で団結しているように、千葉もまたミルコビッチと選手とは信頼で結ばれています。

GIANT KILLING(23) (モーニング KC)  / ツジトモ、綱本 将也
GIANT KILLING 23
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
発売日:2012年4月23日

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