今ではサッカーマンガの新しいスタンダードとして定着した、ジャイキリこと『GIANT KILLING』の記念すべき第1巻。イングランドFAカップに出場するアマチュアクラブの監督が主人公という、「選手」のみならず、これまではあまり描かれてこなかった「監督」や「サポーター」、「ホームタウン」といったチームを取り巻く環境がフィーチャーされている作品。


1巻では、達海がイングランドのイーストハムというアマチュアクラブを指揮し、FAカップを戦う所から古巣ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)へ戻ってくるまでが描かれています。

ETUアカデミーの子たちにすらつまらないと言われてしまうトップチームの再建に着手し始めるところで、早速達海ならではの指導スタイルを発揮。ETU所属選手についても、王子や夏木は後から出るとして、その他の主要キャラはだいたいこの1巻で登場。名前と顔が一致しない選手もまだ居るけれど。

ちらつく雪で、いつかのデートを思い出すカップルを見て、ふーん私は…と達海がハットトリックを決めたETUの伝説の一戦を思い出す有里ちゃん。サッカーが日常の一部になっている様子が印象的。

この先、弱小クラブETUはどう成長していくんだろう?と気になるところで2巻へ。

印象的だった言葉(名言・迷言)

よし!今日も勝っちゃうか、フットボールバカども。

―達海 猛(#01 練習前、選手に対して)

弱いチームが強い奴らをやっつける。
勝負事において、こんな楽しいこと他にあるかよ。

―達海 猛(#01 後藤GMにETU監督就任の誘いを受けたが…)

試合前に有利も不利もねぇ。
スコアは常に0-0から!
誰に対しても平等だ。

―達海 猛(#04 紅白戦前、サブに甘んじている達海組メンバーに対して)

俺に言わせりゃ、お前はただいい監督にめぐまれなかっただけだ。
お前は紅白戦で負けた。
若手に比べりゃ、まるで走れねぇ。
それでも勝てる自分の武器を、これからお前は死ぬ気で探せ。

その代わり、お前が背負ってきたもんの半分は、これから俺が命懸けで背負ってやるよ。

―達海 猛(#06 村越をキャプテンから外した理由を本人に問い質され)

味方のゴールが決まったら、会社ぐるみで大喜びすんのよ。
連敗でもしたら、お通夜みたいに全員で暗くなっちゃって
こんな、情熱注げて感動できる職場、どこ探したって見つからないわよ

―永田 有里(#07 仕事に入れ込む理由を訊かれ)

GIANT KILLING(1) (モーニングKC)  / ツジトモ、綱本 将也
GIANT KILLING 1
ツジトモ(著)/綱本将也(原著)
出版社: 講談社
発売日: 2007年4月23日
価格: 570円(税込)

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