最新単行本第22巻 & ムック『GIANT KILLING extra Vol.08』が好評発売中!ジャイキリ×アディダスのコラボ第2弾まだまだ予約受付中!な、『GIANT KILLING』(ジャイアントキリング)第239話。

コアサポ集団スカルズリーダー羽田がサポーターになるまで。まだまだ続きます。


中学時代の担任だったカベセンが他校の生徒に暴力をふるった事を聞き、頼れる大人が居なくなってしまった羽田。今の環境から抜け出そうと一心不乱にバイトに打ち込みます。どこか遠くで一人暮らしをはじめて、俺は自分のために、自分のやりたいことを…やりたいことって何だろう?

今はただ、穏やかに暮らしたい。人の目を気にすることもなく、周りに振り回されることもなく、ありのままの自分で、自然に。本当の自分…スタジアムで感じたあの気持ち…。そうして羽田が向かった先はアウェーの千葉戦。達海は移籍した後の試合。達海目当てだったミーハーな連中は霧散しただろうと思っていたら、

「ああ!! あんたあん時のー!! 俺らの代わりに殴られてくれた人じゃないスかー!!」

前回遭遇したコアサポっぽい高校生グループに遭遇。1人できてるならと誘われ、ゴール裏へ。しかしゴローが産休中のため、ゴール裏はバラバラ。ただ暴れたいだけだったり達海をきっかけに来始めた人だったり、サポーターグループが乱立し、統制がとれていない状態のようです。

「こういう時こそサポーターの真価が問われるな!!」
「いつも以上に声出そうぜ」

負け続きのチームを鼓舞しようと気合いを入れる人もちらほら。そんな彼らを少し冷めた目で見ている羽田。後に自分はそんなサポーター集団のトップになるとも知らずに。でも悩み無さそうでいいよなとちょっと羨ましそう。スカルズの前身?ドクロ団の旗を振り、応援する高校生サポーター。よし、俺達も張り切っていこうと皆に言うバシさんですが、いかんせん声が小さい。代わりに俺がやる!と出てきた彼も、キョドって全然喋れず。そうこうしているうちにETUは先制されてしまいました。

やっぱり来たの間違いだったかー…。と、うなだれムード。でも、与えてもらうのを待つばかりでは。

親の離婚をきっかけに、日常が一変した羽田。同級生も距離を置きだし、自分自身も話題に触れられたくなくそんな友人達と付き合いにくくなっていった。そして高校を退学。母親ともぎくしゃくし、信頼していた先生の意外な行動に不信感が募った。自分の感情とも折り合いがつかなくなっている。

ただ、あの日だけは……。

誘われて、たまたま東京ダービーを観戦したあの日。達海がETUで最後の輝きをはなったあの試合。あのときだけはありのままの、本当の自分だった気がする。だからこそ、またあの時の興奮を味わいたくてスタジアムに足を運んでいるのに、達海が抜けてチームの成績は下降線。ゴール裏も纏まりを欠いている。ここにも俺の居場所は無いのかと、羽田に諦めの感情が起こりはじめていたところに、バシさんが声をかけてきました。

「……のか?」

声小さっ!!

「ただ、観ているだけでいいのか?と言った」

お?

「わざわざアウェーのスタジアムまで来てるのに、応援もしないでボーッと突っ立ってて面白いか?」

お前らに、俺の何がわかる…とカチーンと来た羽田さん、

「じゃあ、お前は面白えのかよ。サポーターやってるチームがとっとと先制されて、相手に押し込まれ続けてる試合がよ」

と、言い返すと

「面白くない」
「同じじゃねえかよ!!」

思わず即ツッコミ。

「でも、サッカーは稀に、10分のうちに2点3点入ったりすることがあるスポーツ。どれだけ追い込まれても勝つ可能性は常にある。その可能性がある限り、楽しみはなくならない。それに俺達にはそれしか楽しみがない。俺達のいつもの生活は最悪だ」

一見悩みが無さそうに見えて、彼らも羽田と同じ、普段の生活に悩みを抱えていたのでした。ある者は家を追い出され、ある者はいじめに遭い、またある者は人間関係が上手くいかず…。スタジアムに来るのだけが楽しみで、それだけのためにバイトをしている。

彼らの出会いは天宮杯。0対2の窮地から、達海がハットトリックを決めて逆転した試合。それまでは彼らもバラバラで、羽田と同じく独りだったのでした。といったところで今週はここまで。最後の1コマに描かれた村越の意味とは?! 以下、次号。

スタジアムだけが自分を出せる場所、拠り所という意味では、羽田もドクロ団(うーん)の彼らも根っこは同じ。彼らとの出会いが羽田にとっての始まりとなっていくんでしょうね。

GIANT KILLING 半袖ポロシャツ
メーカー:アディダス
価格:5,145円
Quality : 綿100%

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