リーグ戦前半戦を締めくくる第17節の東京ダービー。ETUは先制しながらも後半息を吹き返した王者・東京ヴィクトリーの前に為す術無く防戦一方となり、それでも何とかドローとして、アウェーで勝ち点1を得ることに成功。

課題が色々と出てきたけれど、中断期間中にどこまで克服していけるか?といった感じのETUでしたが、今週はなんとスポンサーのお話。胸スポンサーの大江戸通運さん登場です。マンガ内でお金の話が出てくるというのはなかなか珍しい。


ゴール裏への挨拶後、引き上げていくETUイレブン。(このままじゃだめだ……俺はもっとチームに貢献出来ないと……)と、考え込む椿。そんな椿を見つめる視線に、丹さんが気が付きます。危なげな視線をベンチサイドから送ってくる男は勿論、ジャイキリ唯一のダークなキャラ持田。怖い怖い。
「ムカつくねぇ、ETU。次は必ずボコボコにしてやるからね。覚悟しておいてよ椿君。ぷっ、ははっ」と、独り言をつぶやき引き上げていく持田。だから怖いって。またしても蛇に睨まれた蛙状態になる椿。この距離で、この威圧感。

そんな椿に、ドリさん(緑川)が声をかけます。
「気付いているか?椿。このリーグ前半戦、全試合フルタイム出場したのは、チームで俺とお前だけだぞ。胸を張れよ。お前はこのチームの中盤には欠かせない存在になっているんだよ。中断期間なんてすぐに終わるぞ。しっかり準備して後半戦臨まないとな。残り試合も全部出るくらいの気持ちでよ」

そういえば、他の選手は交代や累積警告、ずる休みなんかでフル出場していない試合が結構あるんですよね。その中で、椿は足りない部分がありながらも、達海が以前話していたように試合に出す事で成長を促している状況。後半戦さらなる飛躍を期待されているでしょう。

が、ツッコミ役のザッキー(赤崎)が間髪入れずに、
「ドリさんこいつ累積で3枚食らってるんで、次イエローもらったらすぐ次戦出場停止っスよ」と、ツッコミ。
「あ、そーなの?じゃあ無理かな」と、すかさず前言撤回のドリさん。
なんと、ドリさんもガミさん(石神)に負けず劣らず結構軽い感じです。

(後半戦はこうはいかない。中断期間のうちにレベルアップして、持田さんになめられないように、少しでも……少しでもミスを減らしたプレーを!)と誓う椿ですが、ここでもザッキーが「お前って、考えてることのスケール小さそうだよな」と、読心術でもあるのかというくらいのツッコミ。王子相手だけではなく、他の選手でもしっかりとチーム内でツッコミとしての役割を確立しつつあるザッキーです。

舞台は変わってETUクラブハウス。
有里ちゃんが選手達に今回の仕事の趣旨を説明中。
「せっかくのオフだってのに、かったりぃ」とぼやくクロ(黒田)に対し、
「ウチみたいな観客動員の少ないクラブがやってられるのは、スポンサー様がいてくれるお陰なのよー!!今みたいな発言がまたあったら後藤さんに即刻クビにしてもらいますからねー!!」
気合い入っています。それにしても、クビって。酷い。
それもそのはず。ETUが出来てからサポートを続けてくれている大江戸通運が、広告としてETUを起用するというのです。達海の現役時代も知っている社長ということで、広告には達海も参加するみたいですね。選手と監督が揃って起用されるというのは、なかなか無いような気がします。

「ふぉっふぉっ。やぁーやぁー」と現れた大江戸通運の浅倉社長。ETUの永田兄弟がお出迎え。浅倉社長から明かされますが、ETUは前半17試合を終えてちょうど真ん中の9位に付けているようです。毎年残留争いをしているチームとしては、なかなかの成績(油断は出来ませんが)。しかし今回顔見せにやってきたのは、このサッカー好きの社長だけではないようで、息子の秀和副社長も一緒のようです。んー不穏な空気。

グラウンドでは広告の撮影が行われています。
並びは人気順になって居るみたいで、ちっこいにもかかわらずセリー(世良)は後列でぶーぶー言ってます。文句言うなよと諭す堀田さん。


      世良    清川
 堀田 堺  黒田  椿 石神 丹波
緑川 杉江 村越 達海 王子 赤崎 夏木

という並びのようです。
(フッ、俺が前列なのは五輪代表効果か……)
と、不敵な笑みを見せるザッキ-。あれ、こんなキャラだっけ。
ボク個人のポートレートとなると、権利関係とか色々ちょっと厄介だよ?と王子。王子、なんの権利関係だ。というかこういう撮影にもしっかり出てくるんだね、王子。意外と真面目だ。

副社長が来ていると聞いて、有里ちゃんがある仮説を立てます。
ひょっとして社長交代があるのでは?
現社長の年齢と、今回の副社長の顔見せ。これは何かあるんじゃないかと女の勘がビシバシと働いている様子。サッカー嫌いの副社長が社長に就任ということになれば、利益優先でスポンサーから撤退!?なんてことになるんじゃないかと不安。

そしてその不安はどうやら的中のようで、グラウンドに現れた副社長はGMの後藤さんに大して、
「今の時代、サッカーは金にならんのだ。親父のボランティア精神に、会社がいつまでも付き合ってはいられんのだよ」と、言い放ちます。ずぅーん。
しかし後藤さんも言われっぱなしでは終われません
「どれだけの恩をお返し出来るかはわかりまwせんが、今年の我々は、昨年までと違い良い結果が出せると信じています」
「監督が替わっただけでか?」
どうせこれまでのようにダメなんだろうとでも言いたげな副社長。達海の下へ近づき、
「君のやるサッカーにはどれほどの価値がある?」と問いただします。あくまでビジネスベースで話を進める副社長。成績ではなく、スポンサーとして投資するだけの価値があるのか、魅力があるのかどうかを聞きたいようです。説明を求める副社長ですが、達海は、
「んなもん、口で説明できるもんじゃねえ。スタジアムに来て自分の肌で感じるもんだよ」と言い返します。一触即発ムード漂いますが、今週はここまで。

単に広告効果による利益のみで考えると、企業スポーツと違ってプロサッカーの場合はスポンサー名を連呼してもらえるわけではないので、それほど効果を上げられないのではと思われ始めているサッカー業界のスポンサー。直接の効果は薄いように思いますが、全国のサポーターに広く認知させる事は可能ですし、スポーツを支援している事でのイメージアップも図れるのではと思います。そして、地元のクラブをスポンサードしていくことで、サッカークラブがその地域のシンボルとなり、ハブとなって、スポンサー企業の繋がりが生まれていく事もあるでしょう。憶測ですけど。

そんなわけで大江戸通運のサッカー嫌いな副社長さん。後半戦のどこかの試合を観戦ということになるんだろうか。サポーターはスカルズの新規を寄せ付けない排他的な姿勢であったり、ゴロー達古株サポとの問題もまだ残っているけれど、副社長が住民の纏まりというものを感じられるとしたら、あるいは印象が変わっていくかもしれませんね。試合も出来れば勝利で、共に喜びを分かち合えれば最高です。

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