休養十分で連載再開!な、『GIANT KILLING』(ジャイアントキリング)第234話。最新単行本第22巻&ムック『GIANT KILLING extra Vol.08』は1月23日に同時発売。


川崎戦の翌日、「フットボールダイジェスト」のETU特集記事のため、藤澤さんが後藤GMにインタビュー。今季の躍進の理由を聞かれ、笠野さんと達海の存在こそが、今のETUの原動力だよと答えます。今だけじゃなく、10年前のETUが最も強かった時期も、この2人が中心。GMと選手からスカウトと監督にそれぞれ立場は変わりましたが、クラブを強く、もっと周りの人達を楽しませようという想いは変わらず。

藤澤さんはここで1つ疑問をぶつけます。笠野さんは現在スカウトという立場で、それにフロントに姿を見せ始めたのもごく最近。原動力と表現するのは大げさではないか?笠野さんがクラブにとって何か大きな事をしたんじゃないか?

そして明かされた大江戸通運副社長とのやりとり。ただしこれは後藤さんの推測で、確証のない話。それでも藤澤さんはこの件がいかに重要であるかを大きく捉えます。スポンサー問題を人柄で乗り切り、一方でピッチでは達海と選手が強豪に打ち勝った。クラブのターニングポイントを乗り越えたのではないか。と考えます。

この笠野さんとの能力差を肌で感じ、後藤さんは凹み気味(後藤さんも副社長相手に頑張ってはいたものの・・・)。藤澤さんに、達海招聘に成功したことやこれまでの取り組みの成果が出ているのでは。と慰められます。

でも、それだけじゃダメなんだと、後藤さん。ETUのように予算もスタッフの数も少ないクラブは、それぞれの立場以上に、ETUというクラブの人間として、もっと頑張らないといけない。今の仕事で手一杯だし、簡単なことじゃない。でもそうしていかないと、いつまでも2人におんぶに抱っこな状況は変わらない。10年前も、2人がいなくなってチームは崩壊した。そうして今、また2人が揃ってクラブに戻ってきた。いつまでもクラブにいてくれる保証なんてない。だから今こそ、2人の共通して持っているクラブ哲学を、他の人間もモノにしなきゃならない。

・自分の仕事をきっちりと全うすること
・立場を越えて、組織のために行動すること

全ては、チームの勝利のためと認識して、それらの仕事を心から楽しむこと。

この意識を持ち続けて行動しつづけられればきっと、あの頃より強い、新しいETUになれる。そうしたら街もきっと、あの頃よりもっとサッカーに夢中になれると思うんだ。そのために、ため息なんかついてる場合じゃないんだけどね。そうだ、頑張れ後藤さん。

ホントその通りだよ。後藤さんにしちゃいいこと言ったね。軽く毒を吐く有里ちゃん。そして、やっと専門誌に取り上げられる注目度となった段階。ここからさらに、TVや色んなメディアで取り上げられるようになれば、昔を知る人はまた足を運んでくれるようになるだろうし、新しいファンもついてくるはず。こりゃ大盛り上がりになるかもしれないぞー。と目をキラキラさせながら語ります。

後藤さんからも、「今のスタッフの中で、話ていて未来への希望を感じる。若いのに、しっかりビジョンを持って仕事をしている」と評価されている有里ちゃん。そこに興味を持ったのか、食事に誘う藤澤さん。そしてこれってチャンスなんじゃない?またいい記事書いてくれるんじゃない?とワーカホリックぶりを見せる有里ちゃん。副会長たちに仕事を押しつけて、久しぶりに女性とのごはん。藤澤さんと食事へゴー。

部下に愚痴を言いながらも、残業をこなす副会長。「え・・・ええと、立場を超えて助け合うってのが今のフロントの総意で・・・」とツッコミを入れられてしまいます。いつも愚痴や悪口しか言わない副会長ですが、それも例年よりは少なめだそうです。

副会長の愚痴の数を好調さのバロメーターにする部下。そしてそれを普通に本人に言っちゃう。チームの好調さのひとつの証なのかもしんないスね。

「やっぱり勝つといいっスねー。副会長の愚痴が減って、聞いてる僕らのストレスも減って、皆が幸せになれますよね!」爽やかに言ってる場合か、襟首捕まれて締められてしまいます。ゴアアーッ。

あ、あれ?な、なんか外が騒がしい気がするなー。と逃げる部下。空耳ではなく、外へ出ると羽田を中心として強面のスカルズのメンバーたち。ETU特集の雑誌を投げつけ、

「なんだこの記事は。どういうことだ。何がETUの未来だよ。笑わせんじゃねえよ。笠野出せよ。オラ」

と凄みます。10年前、チームを崩壊させた張本人を、俺達はまだ許したわけじゃない。といったところで今週はここまで。読者としても最近のやっぱり達海&笠野はすごい!というノリがイマイチに感じているので、後藤さんやスカルズには頑張ってもらいたいところ。とはいえチームが好調なときに、それも夜間にクラブハウスへ乗り込むのは感心しないですけれど。

GIANT KILLING(22) (モーニング KC)  / ツジトモ、綱本 将也
GIANT KILLING 22
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
発売日:2012年1月23日

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