ETUで一番騒々しい、モジャモジャ頭のエースストライカー、夏木のステッカーが付いてくる最新単行本11巻が7月23日に発売されるジャイアント・キリング。川崎フロンティア戦は最後まで収録されるかな?

王者・東京ヴィクトリーを相手に先制しながらも、後半追いつかれ、あわや逆転というところまで追い込まれてしまったETU。

やはり上位の壁は厚いのか、いつも大物食いというわけにはいかず、勝ち越しゴールを奪えないまま試合終了のホイッスル。東京ダービーは、プレシーズンマッチに続いて、またしてもドローという結果に終わりました。


引き分けながら、両チームサポーターの表情は対照的。後半、圧倒的に攻めながらも1得点に留まり、ホームで勝ち点3を逃したヴィクトリーサポーターは、「くそっ、勝てた試合だってのに!」と悔しさを滲ませ、逆に防戦一方だったETUサポーターは勝ち点1を手にしたことに「ま、負けなかった……」と安堵。

ピッチでは健闘を讃え合う両チームの選手。
ETUのキャプテン村越に、ヴィクトリーキャプテン城西が話しかけます。
「ナイスゲーム……って言っていいんですかね。村越さん」
「さあな。次こそ決着つけようか、城西」
「フ……その時こそ、上から目線でナイスゲームって言わせてもらいますよ」
チームメイトの元へ戻っていく城西。
城西らしい真面目な話でしたが、ヴィクトリーの方が格上。チームの勢いを取り戻し、勝ち点3を取れた試合でドローとして勝ち点1ですから、悔しさはあるでしょうね。

まだ余力を残しているかのようなヴィクトリーイレブンに対して、疲弊しきった表情のETUイレブン。内容的には完敗でした。特に後半は。リーグ戦後半に向けて、課題を多く残した試合となってしまいました。

ベンチ横では達海と平泉さん。
プレシーズンマッチに続いてのドローに、
「なかなかはっきり白黒つかんな、達海よ」と、平泉監督。
「だったら手を抜いて負けてくれよ。リーグも混戦になって面白いぜ?」
と、選手とは違いまだ余裕のある達海。
「次は倒すよ」
「受けて立とう」
と、ラスボス的な扱いのヴィクトリー、そして平泉監督。

と、ここで平泉監督から意外な言葉。
「ま、取りあえず次会うのはオールスターだな……」
「あ?オールスター?」

ジャイキリ世界にもオールスターがあるんだね。どういう選考になるのか分からないけれど、魅力的なキャラクターが多いだけにこれは楽しみですね。これまで長く描かれた名古屋、大阪、川崎、そして東京ヴィクトリー以外のチームからも、新キャラが出てきそう。『U-31』キャラの登場にもまだ期待してますよ。

ここで再びゴール裏のサポーター視点。格上のヴィクトリーを相手にアウェーで引き分けなら上々だと思うのだけど、ずぅーんと沈むスカルズメンバー。
「名古屋や大阪倒したりして調子に乗ってたけどよ……現実はこれだもんな」
「結局ウチはまだまだなんだ……」
「強豪との間には、こんなにも差がありやがる」
「何がそんなに違うってんだよ!(中略)俺達のやり方間違ってんのか!?」
堰を切ったように各々の気持ちを吐露するスカルズメンバー。
黙ってピッチを見つめる、リーダーの羽田。

と、そこへ応援に興味を持った山さんの息子さんが、
「ねえねえ、あの応援いれてー。何ていってんのー?」と、登場。「イーティーユー?あれ?教えて―」と、空気読まない子供の好奇心が、スカルズの下っ端メンバーを苛立たせてしまいます。

「ガキはすっこんでろよ!!俺達はそんな、中途半端な気持ちでやってんじゃねえんだよ!!」と、癪に障ったのか怒鳴り散らしてしまう下っ端メンバー。泣かせてしまいます。
「馬鹿野郎!なにやってんだ!」と、諭す羽田さん。

その様子を見つけたシゲが「子供に向かって何してやがんだテメーらぁっ!」と、下っ端メンバーにつかみかかります。一触即発。止めに入るゴローとスカルズその他の人達。

怒りが収まらず、言い合いになるシゲとスカルズメンバー。
「クラブが一番辛い時期にスタジアムに来なかった奴らが、のこのこ来て勝手なことほざいてんじゃねえよ!!」と、ゴロー達は痛いところを突かれてしまいます。図星だと逆に向きになってしまう人の性。シゲの怒りボルテージはますます上昇してしまいますが、これを制止したのはリーダーの羽田。
「ここはアウェーだぞ。人ん家で騒ぎ起こして、最終的に頭下げんのはクラブの人間だぞ。俺達はこんな事でクラブに迷惑はかけられねえ。それがサポーターってもんだろ。」
黙って聞く話をメンバー。凄いカリスマ性ですね、羽田さん。
「もう帰ってくれ、田沼さん。話があるならホームで聞くぜ」
と、ゴロー達にも引くように要求。ここでも田沼”さん”と、ゴローに対してはさん付けの羽田。やはりこの2人、過去に何かあったのだろうか。

今まで大人しくしていたコータが、
「バカバカしいよ。ちっちゃい子が泣いてる側で、大人が好き勝手なことギャーギャー言ってさ。皆おかしいよ……。こんなの……、こんなバカバカしいことやってて……選手達の力になれるわけないよ」
と、大人サポーター達に対して匙を投げたような、呆れたような言葉。これを聞いて、何を思う大人サポ、そしてスカルズ。

ゴール裏に挨拶に来たクロ(黒田)も、この異変に気が付いたようで、
「あれ?なんかサポーターの雰囲気おかしくないか?」
と、聞きますが
「あんだけ向こうにやられりゃおかしくもなんだろ」
と、気にせずにあっさり交わすガミ(石神)さん。相変わらずだなー。

ザッキーも王子も後半は完全に抑えられてしまい、消化不良な表情。先制点を奪いながら最後のシュートを決め損ない、持田とのマッチアップでは完全にやられてしまった椿は、ゴール決めた試合だけど、まったく嬉しくない。全然ダメだ。俺、まだまだだ……と誰よりも落ち込んでいる様子。この悔しさが成長に繋がるぞ!といったところで、今週はここまで。

まだまだ解決しないサポーター問題、そして今週突然出てきたオールスターの話と、中断期間中も話題が尽きなさそうなジャイキリですが、後半戦に向けて課題が明らかになったETUを、達海がどう次の段階へ引き上げていくのかにも注目です。補強の話も当然出てくるだろうしね。

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