GIANT KILLING(21) (モーニングKC)  / ツジトモ、綱本 将也山形戦もいよいよ佳境!な単行本第21巻&限定トレカ付きムック「GIANT KILLING extra Vol.07」が好評発売中!! な、『GIANT KILLING』(ジャイアントキリング)第229話。
川崎のお株を奪うような攻撃的なスタイルを見せて3点奪取し、ついに逆転したETU。ゴール裏も熱狂!

「相手が3位の川崎だとか、キーパーが代表の守護神だとか、もうそんなのに臆してる段階に俺らはいねぇ!! こうなったらどんどん追加点を奪って、今後の上位争いに弾みをつけるゲームにしてやろうぜ!!」


【リーグ戦第21節後半:ETU 3 – 2 川崎】
関係者席から見守る笠野さん。本当に試合前に言っていた通りの展開にしやがるとはなと達海に感服。試合前、達海は笠野さんに「面白えゲームにしてやんよ。とことんスタジアムを盛り上げて、そのうえで川崎を叩く!」と宣言してたのでした。そしてその通りの展開に。

下から笠野さんの方を、どうよと言った感じで見上げる達海。思わず笑いがこみ上げる笠野さん。達海には大江戸通運副社長の来場を伝えていなかったそうですが、スタッフの騒ぎっぷりでさすがの達海でも感づいたようで、いつも以上に熱くなっていたのでした。

「はっ。俺にも一応意地みたいなもんはあるんでね」

俺がチームに来た途端、長年ついてたスポンサーに撤退なんかされてたまるかよ!俺はこのクラブを前に進めるために来たんだ。俺がいる以上……今より後退させるようなことは絶対にさせねえ!! 見てるかおっさん…!あんたが投資するには魅力がどうとかぬかしてたチームの選手は、ここまで人々を熱狂させられるんだよ!

達海が特別に感情をあらわにするのは珍しいですね。

「えーっと、あれ?ところで、あのおっさんてどんな顔だったっけ」

……やはりこの辺りは達海です。

ピッチでは、王子が中央からミドル!しかしこれは枠を捉えきれません。じいちゃんズは、ワシがもっとスムーズに“気”を送っとったら決まってたわい!などと独特の盛り上がりを見せています。勢いにのまれてしまっている江戸前応援軍団。ここでゴローがじいちゃんズに、スタジアムに10年以上来てるというのは本当?と訪ねます。

「なんで嘘付く必要がある。お前らみたいに盛り上がってたときだけスタジアムに来てた輩と一緒にすんな」

と一蹴。ただそうはいっても私生活が忙しかったんだろと理解は示しているようで、それにスタジアムの雰囲気が変わってしまったこともまた事実。足が遠のいても不思議ではないと話します。それに引き替えじいちゃんズは時間があるので、バックスタンドにこうしてちょくちょく足を運んでいたと。「町で会ったときに言ってくれたらいいのに」と言うゴローですが、またしても

「達海のいないETUなんざ興味なかったろう、お前ら。どうせまたスタジアムに来たのも達海が監督として戻ってきたからじゃねえのかい」

ズバズバと言い当てられてしまいます。ぐうの音も出ねえ。

しかしそのことに対してもじいちゃんズは、あの頃はブームだったからとおおらかに受け入れます。

ブームがあって、地元にチームができて、達海というスターが生まれ、皆がそれに夢中になって、そして離れていった。

ブームってのはそういうもんだろ。それは仕方のないことだ。そしてじいちゃんズにとって重要だったのは、ブーム以降の話。ブームが去ったあとも、ETUというクラブは残り、リーグを戦い、サポーターの傍に在り続けた。人気がなくなって、選手が流出して、チームが弱体化してもクラブは残った。

クラブがこの町にずっと存在しとったおかげで、気付いたらワシらにとってのサッカーは、ブームではなく、日常の一部になっとったんだよ

“ブーム”ではなく、“日常”の一部。この言葉を、ブームの中で熱狂したオヤジサポーターズはどう受け止めたんだろう。

そして今度は記者席へ。山井さんとその相方さん(名前なんていうんだろう?)。星野から3点決めたことでノリノリ。チーム力が付いてきたことに加えて監督の采配もドンピシャとくれば、これはもうETUは強いって言っていいんじゃないですか!? 山井さん!

一呼吸間をおいて、山井さん「いよいよかもな」デ、デレる?

連敗でスタートした今シーズン。しかし名古屋、大阪といった勢いのあるチームを破り(ジャイキリ達成)、東京ヴィクトリーや鹿島といった強豪にも負けない試合を見せた。そして後半戦もいいスタートを切り、退場者を出した山形戦でもしっかりと勝ってみせた。そして、前半戦敗れたこの川崎にも勝とうというのなら…、シーズン前達海が言いはなったように、ETUはいよいよリーグ戦の台風の目になってきたのかもしんねえな。そう言って、口元がゆるむ山井さん。

「あ、今ニヤついてたでしょ山井さん」相方が即ツッコミ。

「な、なんだよ先輩をバカにすんなよ」「何照れてんスか!ぶっふー」

その前列に座っている藤澤さん、うるさくて迷惑そうです。

そんな、ツンデレ記者山井さんをデレさせる展開になってきたわけですが、相手は3位、そして打ち合い上等の川崎。簡単には勝たせてくれません。バイタルが空いたところを、八谷が遠くから躊躇せずにミドル!佐野さん反応できず。

ボギャッ

バーに当たって外れ、肝を冷やします。ヒュンってなるね。っぶねー。

「はっはー俺達はシーソーゲームにゃ慣れてるっつったろ!ETU!!」

そう、まだまだ安心できる点差ではありません。でも負けてるのはあなたたちの方よ、八谷。と言ったところで今週はここまで。ここから勝ちきる強さがETUにあるか!?

今週は珍しく達海が試合とは別のところで感情を見せてくれました。最近はなんというか、敵味方から「やっぱり達海は凄い」と言われるだけの神様キャラになりつつあったので、こうして副社長に対して自分の意地みたいなものを見せてくれたのが新鮮というか。それを対戦相手のチームや監督にも向けてくれると、というかそれぐらいの存在に描いてくれると尚いいんですけどね。川崎の反撃に次回も期待。

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