GIANT KILLING(21) (モーニングKC)  / ツジトモ、綱本 将也ガブリエルステッカー付きの最新単行本第21巻 & ETU3選手(椿、世良、佐野)のトレカが付いてくるムック最新号『GIANT KILLING extra Vol.07』が絶賛発売中ッ!!な、『GIANT KILLING』(ジャイアントキリング)第228話。

プレーで、言葉で川崎のキーパー星野に揺さぶりをかけるETUのベテランFW堺。そして今度は右サイドから再びETUがチャンス!ガブは堺を捉えてる。出すか?


【リーグ戦第21節後半:ETU 2 – 2 川崎】

「警戒しろ!! 今度は、右サイドからゴール前にアーリークロス入れてくるぞ!!」

前のプレーが頭に残っている星野、同じ手はくうかとDFに指示。

(観客を騙して楽しませろだって?そんなの僕にとっちゃ、当たり前の事過ぎるよ)

一度ボールを止めて体を中へ向け、クロスを上げると見せかけて、草野が詰めてきたところを右足アウトサイドでさっと交わして縦へ加速!! 突破してきたぁー!! 中にだけは切り込ませないと中のスペースを消す3番の粉川。するとガブリエルはそのままさらに縦へ。ニヤリ。止まらない。ニアは宮野vsレアンドロ。その奥に堺vs6番。この場面はニアか?いや…

スピードを活かして悠々スペースを確保したガブがクロスを上げていく。ニアの宮野は囮!奥と見せかけてDFの手前に入ってきた堺が合わせに。星野が出る。

(さっきのヘッド。あれを見た仲間はあんたに得点の匂いを感じ、パスを出したくなる。そしてあんたは、今度こそという思いでシュートを狙ってくる。俺の読み勝ちだ!! 堺…!!)

「はっ! 悪いな」

ここだと読んで出てきた星野を余裕の笑みで迎える堺。ここで打たずにさらにファーへと送ります。すると、そこへ走り込んできているのは丹波!

ドッ

バシャアッ

後ろからきていた丹さんと堺の呼吸があったゴールでETU逆転!! ネルソン監督の苦虫を噛み潰すような表情が象徴的。

「やったー!やりましたね会長ー!」
「わはは!川崎相手にとうとうリードを奪ったぞー!!」

怒られたのに懲りずにはしゃぐ会長とスタッフ。その後ろで憮然とした表情の大江戸通運副社長。まあここで騒がなきゃどうするのっていうところだからね。

以前の俺だったら、何が何でもシュートを打ちにいってたろうな…。アシストしても、なんだかモヤっとしているサック。

いくら仲間のゴールを演出しようと、てめえがゴールを決めなかったらそいつはストライカーとは呼ばれねえ。FWは点取ってナンボ。ゴールにこだわらなくなったFWは牙が抜けたも同然だ。この試合…得点の場面には絡んだ。そして、チームも逆転した。でも俺は、もう牙の抜けたFWなのか?…自問。

そんなサックを、若手と一緒にはしゃいじゃう陽気な丹さんが迎えます。

「うらーっ!! 堺っー!! わりいなーっおいしいところかっさらっちまって!今度おごったる!」サックもみくちゃ。

顔を上げると、サムアップポーズをしている達海の姿が。今の選択、良かったよサック。前回の川崎戦では、得点したにもかかわらず交代させられたことで采配に不満をあらわにしていましたが、達海に対する信頼関係も少しは築けてきたんでしょうかね。

もともと大したFWじゃねえ。プライドなんてあってないようなもんだ。でもよ、このポジションはそう簡単に譲れねえ。周りの能力を引き出してやる。状況に応じてチームのためのプレーをする。それがここで生き残るための、今の俺の、FWとしての牙のむき方なんだよ!!

VIP席からその様子を見つめる笠さん。といったところで今週はここまで。見事に星野を出し抜いて逆転ゴール。しかも決めたのは丹さんというね。星野があっさりと釣り出されてしまったのはご都合主義的な、いや若さ故ということにしておきましょう。夏キャンプの村越もそうでしたが、ベテランも身体的な衰えからくる全盛期のプレーとのずれと葛藤しながら、自分に何が出来るのか模索しているのですよね。丹さんは今のところ無縁っぽいですけど。

3位というのにあまりに脆い川崎DF陣(急造布陣ですけど)、打ち合いには強いといいながらさほど怖さを感じない攻撃陣。そしてネルソン監督。ここでやられっぱなしでは終われないでしょう。ちびるくらいの反撃に期待。

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