GIANT KILLING(19) (モーニングKC)  / ツジトモ、綱本 将也 最新単行本20巻7月22日発売!な、ジャイアント・キリング第211話。単行本第19巻&ムック「GIANT KILLING extra Vol.05」も絶賛発売中。

【リーグ戦第20節: 山形 1 – 1 ETU 後半ロスタイム】
ラストワンプレー、チームが繋いだボールを、ガブがサイドから運んで夏木へラストパス。息を切らしながら、なんとかボールへ食らいつこうと走る夏木。


ふざけんじゃねえぞ、ジーノ!
なめんじゃねえぞ、メンデス!!

絶対的エースの、ここ一番での勝負強さ……、とことん目に焼き付けろってんだよ!!

魅せるのか夏木!?と、しかしさすがにバテバテで膝にきて、痛恨のトラップミス。やらかしてしまうのか。

「もう後がねえんだぞ。ここで結果出さなかったら、男じゃねえぞ! 夏木!!」

そう達海もベンチからハッパをかけます。

なんとか立て直し、目をくわっと開き、「うおおおお」打ちに行くぅぅぅ!! ここで戻ってきたのはメンデス。スライディングで夏木を吹き飛ばします。が、これがファウルの判定。主審が笛を鳴らしながらダッシュで近づき、ペナルティスポットを指さします。PKゲットーッ!!!

「よっしゃあーっ!」
「やったぞ夏木-!オラーッ!! でかしたぞこの野郎ーっ!!」

ETU側は土壇場での得点チャンスに興奮。

「なっ…」ここまで凌いできた中で、経験豊富なメンデスのここでのファウルに言葉を失う山形イレブン。

「ちょっと待ってよ。本当にファウルっスか今の!」

詰め寄りますが、判定がくつがえるはずもなく。さらに主審はメンデスはこのプレーにレッドカードを提示。メンデスは最後の最後で退場となってしまいました。

「済まなかったな、オオクラ。私が軽率だった」と、キャプテンの大倉に声をかけ、
「頼むノムラ、チームを救ってくれ」とキーパーのノムラに後を託します。

あなどった…何度はね返されようとも、体力が限界を越えようとも…
この男は最後までストライカーとしての野心を持ち続けた…
私が一番軽率だったのは、この男の存在を軽んじたことだったか…

夏木は体力の限界を越えたと判断し、マークを外して大倉のフォローに動いてしまったことを悔やむメンデス。

「勝負はまだ決してはいない。本物の戦士ならば、顔を上げて闘え!」

負けを覚悟してしまったかのような、若手選手達を鼓舞する言葉をかけ、ピッチを去ります。

「PK。PK。ボール。ボール」俺でしょ?とボールをねだるガブ。かわいい。しかし夏木は、
「すまねえ、ガブリエル。お前のPKの上手さは俺は身を持って知ってるけどよ、これは俺がもぎ取ったPKだ。このボールは渡せねえ」そういえば、夏キャンプの練習試合で遊ばれていたね、夏木キーパー。

ガブ、ぽかーん。伝わった?なら夏木が蹴るのかなと思いきや、

「お前が蹴れ」と、王子へボールを渡します。

「いいよ、ナッツが蹴れば?」と返す王子。

「散々人のことコキ使いやがって、ざけんじゃねーぞ。ゴールは決められないまでも、俺は俺の仕事はしたぜ。今度はお前が自分の仕事しろよ、10番!」夏木がちょっと成長した一面を見せてくれました。

そんなわけでPKは王子が蹴ることに。肩を組み、見守る山形ベンチ。そしてサックラーは、急なシステム変更にも果敢に挑戦し、前へ進もうと戦った選手達を労います。至らなかった点があるとすれば、それは私の能力のなさだと詫び、

「選手達はよく戦った。私は、このチームを改めて誇りに思う。後は、この選手達のサッカーに対する真摯な思いが、勝利の女神に届くように、皆で祈ろう」

キーパー野村と、キッカーの王子。笛が鳴り、助走に入ります。緊張。王子はいつも通り余裕のある顔。東京からベンチ外の選手達がコールを送り、ファウルを受けた夏木も、こぼれ球への対応を準備。最後まで点取る気満々。

そして―最後までキーパーから目を離さず、王子の左足から放たれたシュートは、キーパーの逆をついてゴール!そしてここで試合終了のホイッスル。途中、数的不利に陥りながら、最後はPKが決勝点となり、2-1でETUが勝利!耐え抜いたDF陣もガッツポーズ。といったところで、今週はここまで。

勝ったーっ!終わったーっ!

選手達も疲労困憊な様子でしたが、読んでいた方もどっと疲れが。長かったもんなあ。王子と夏木のやりとり良かったですね。これまでのエピソードが繋がっている感じがあって。メンデスとサックラーの台詞はちょっと田岡茂一監督(from スラムダンク)のようであれっと思いましたけど。これまでのように画で見せるのではなく、台詞の多い試合でしたね。監督対決だからこそなのかもしれませんが。気持ちの強さがというのも出ましたが、チームのまとまり、信頼度も強く出た試合でした。

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