GIANT KILLING(19) (モーニングKC)  / ツジトモ、綱本 将也 最新単行本第19巻&ムック「GIANT KILLING extra Vol.05」絶賛発売中!な、ジャイアント・キリング第208話。

半年くらいかけて描かれたサックラーとの監督対決も、残り10分を切っていよいよ大詰め。前回はガブリエル投入でETUに攻めのスイッチが入ったところでした。


【リーグ戦第20節: 山形 1 – 1 ETU】
両手を広げ、前に出して殿山になにかをアピールしているガブ。もっと前でくれってこと?とぼんやりと伝わったようです。そして、ガブの意図を王子に伝える殿。「あの、王子…」「おや、なんだいトニー。君、いつから試合出てたっけ」ああ、やっぱりそんな調子だよね、王子。でも、めげずに伝えています。

残り5分、ここまで引っ張ったキング・ケンをとうとう下げ、家本を入れてくる山形。山形も点を取りに来ました。ETUもガブリエルを入れて攻撃に出た。カウンターの打ち合いになるだろうからバランスより勢いの方が大事だって判断でしょと達海の分析。しかし落ち着きのない松ちゃん。

「まーまー。ジタバタすんなって話だよ。カード全部切った時点で、ベンチの人間に出来ることなんてなくなったようなもんだ。あるとしたら、ピッチ上の選手を全力で信じること。それと…、ガブリエルでいけると信じた…俺を信じることだよ」

今シーズン、松ちゃんはこの台詞を何度言われたんだろう。以前にも同じような事を言われていたけども。

ボールがラインを割り、選手交代。ケン様が下がります。肩で息をするほどバテバテながら、最後に小森に言葉を託すケン様。

「いよいよここからが見せ場だぞ、小森。どんどん周りを使っていけ。今日のピッチ上の主役はお前なんだからな。プレッシャーを感じてる部分もあるだろうが…」
「大丈夫っス、ケンさん。問題ないっス。残り5分で必ずゴールに結びつけます」

タッチしてピッチを後にするケン様。小森の言葉に焦りを感じた様子。

関係者席では副会長がいつものように上から目線で、山形相手に何やっとんだー!とキレ気味。お前こそ何を偉そうにと返す会長。このやりとり久しぶり。横にいる後藤さんは、何故この場面で、小森や瀬古のいるポジションに近い、右サイドのガブリエルなんだと考えているようです。その答えはそろそろでそう。

「身体ってのは不思議なもんでさ、上手くいってる時はいいんだ。走ったぶんだけボールに絡めて、自分のペースでプレーが出来て、チャンスなんか演出できたりしたらさ…気分も乗って、疲労なんか感じない。

でも、状況が一変するとどうだ?

通用していた形が急に上手くいかなくなって、テンポも狂い、無駄走りが増え、先の見えない同じようなパターンのプレーが続いたら。おかしい、上手くいかない。どうしたらいいかわからない。そんな考えが頭をよぎったとしたら、すでにお前の頭と身体は疲労に支配されちまってるんだ」そう話す達海。見えているのは瀬古の背中。

ほぼフリーな状態からの小森のパス。しかし精度が低く、黒田が余裕を持ってクリア。焦り、疲労…そういったものが小森にも見え始めている。

ボールは王子。早速「前、出せジーノ!」と叫ぶ夏木ですが、「はっ、ご免だね」と拒否。殿山の忠告通り、王子から宮野、殿山と繋ぎ、中盤でボールを回して時間を作るETU。ガブの動きを見ている殿。

どこかで来る…!とガブへのボールを予測している瀬古。俺がこっちサイドであいつからボールを奪えば、そこから一気に決定的チャンスまで持っていける…! と、そこでガブが動く。殿山が出す。きた!瀬古の予測通り。

「右サイド!! 瀬古ぉ!!」とサックラー。
「はっ、いきなりまたエンジンかけようとしてもさ、一度止まっちまった足は、前のようには動かないもんなんだよ」と達海。

さっきまで感じていなかった疲労。しかし今は違う。追いつけない。加速するガブリエルが瀬古を置き去りにし、右サイドを突破。デビュー戦ということもあり、ワンプレーでアピールすることを考えているガブ。中は1人。さあ、どうする?

「上げてこいガブリエルー!!」王子に無視された夏木、今度はガブリエルにボールを要求。その声に中を見るガブ。

(中を見た…! 入れてくるのか!?)と山形のDF中野。いや…

ギラーンとした眼を見せ、中へ切り込んでくるガブ。キャンプ時と同様に、ドリブルを選択。抜いてきたーっ!対応が遅れ抜かれかかる中野。見えた…!とシュートを打ちにいくガブ。が、「させるかぁ!!」と、スライディングで止めにきたのは山形キャプテンの大倉。ファウル! ファウル! PK! しかし主審はノーファウルの判断。ぬう。

ボールはまだ生きているぞ。ってことでボールを拾った中野。メンデスがボールを要求し、すぐさまメンデスへ。そのボールは一気に小森へ。もうロスタイム直前でカウンターの応酬。決着を付けるゴールを決めるのはどっちなのっ!? といったところで、今週はここまで。

んー、終わらないかー。ハラハラする展開が続きますが、最近スロウになりすぎてやしないかい。なんて思ったりもしますね。ちょっと説明的に喋るのが多くてね。しかし、もうロスタイム。そう遠くないうちに決着は付くでしょうさ。ガブリエルを入れたETUか、小森システムを貫く山形か。はたまたドローで終わってしまうのか。

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