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【第20節後半: 山形 0 – 1 ETU】
試合開始前はどういう展開になるものかと思っていた山形vsETUだけど、ここまではETUと達海がまるでラスボスのようにサックラーの講じる策を先読みし、大きく立ちはだかります。後半から投じた起死回生の小森システムも読まれていた。いきなり窮地な山形。


右サイドでボールを受けた長谷川。指示通り小森に出そうとするも、小森には村越、瀬古には堀田がついておりパスを出すのは難しい(長谷川にも王子がゆるくマーク)。中央のケン様へ渡し打開を図る。言われたとおりサイドに張っていてもボールに触れず、あからさまに不満げな顔をしている小森。

(ったく、これだから嫌だぜ!素人が監督やんのはさ。結局騎乗の空論でしかないもんな!)

とはいえ、自分の特徴を理解してくれた上で、攻撃の中心に置いたシステムを取ってくれた事への感謝もありそう。

ようやくFWまでつなぎ、DFを抜こうかとするところで、管野のフェイントは杉江が読んでカット。1点リードしていることや、前半とは違い自分たちのペースで守れることでETUの守備は安定しています。

サックラーここでメンデスを1列上げると決断。最終ラインからメンデスを外すリスクは承知の上。中盤を厚くし、攻撃を活性化させる狙い。

赤崎に代わって入った右サイドの宮野が突破。打てる!が、しかし残念そこはメンデスがナイスカバーリング。
今のような状況が続いたらまずい。もう少し様子を見てから動かした方がと戸辺コーチはサックラーのプランに反対。しかしサックラーはメンデスなら後ろにも気を配ってバランスを取ってくれるはず。と譲りません。

「リスクを冒さずに、ゴールは奪えない。ETUに勝てるはずがないんだ」

ちょっとETUを、というか達海を意識しすぎな感じもあるサックラー。選手を呼び、布陣の変更を伝えます。過去数試合、流れの中でしか試していない小森システム。少ない情報でも、少しでもこちらの不利になりそうなポイントは確実に摘んでくる達海の采配。圧倒的な差を感じ、冷静さを欠いていくサックラー。

山形がシステムをいじってきたことに気がついた村越。ならばなおさら、たたみかけるなら今だ!! と、再び宮野へ。今度は突破せず、中の世良へ繋ぐ。世良は縦へ仕掛け、追加点のチャンス。

飛び出すキーパー野村。これ以上やらせるかってんだよ!潰しにくる大倉。一歩早くキーパーがキャッチ。しかし勢いのついた大倉と交錯。かわしきれず世良も「ででっ!」と上に乗ってしまう形に。

唖然とし、さらに動揺を隠せないサックラー。

「そのなっさけない顔、なんとかなんあいスか?」

給水にきた小森につっこまれます。顔に出すぎてた。

「佐倉さんが動揺すんのは勝手だけど、顔にまで出されると俺たちが相手になめられるんで」
「……小森」
「まー、もともと情けない顔立ちだから仕方ない面もありますけど」
遠慮せずずばずばいうね。

「コラ小森!! 試合中ぐらいなめた口やめろっつーの!」
瀬古がたしなめます。

「…だってさ、あんぐらいの接触で慌てたような顔してんだぜ?選手経験のない佐倉さんにはわかんないかもしんないけどさ。あんぐらいどうってことない。絶対にゴールを割らせないって、そういう気持ちが出ただけでしょ」

小森の言うとおり、野村と大倉は問題なく立ち上がりました。さらに、

「大体メンデスも言ってたでしょ?信じてりゃいいじゃん。今ピッチに立ってんのは、あんたが指導して、自信持って送り出した選手なんでしょ。だったら、ドンと構えてろよ。後半まだまだこれからなんだしよ」

達海との対決に目がいくあまり仲間を見る目がおろそかになっていた。小森から指摘された。落ち着きを取り戻せるかサックラー。

一方、ETUのベンチも騒がしくなってきていました。前半は寝ていたというのに、勝負のかかる後半は積極的に指示を出しはじめた達海。その様子を見ていた藤澤さんは、(やはり危惧している…?達海もあのことを)と、何かを不安視しているみたい。

(勝負を決める2点目を取らないと、ETUにとって後半はどんどん苦しい展開になることもあり得る…!)

ETU側の不安要素なのか、それとも山形の攻撃に関することなのか。といったところで今週はここまで。指揮官が浮き足立ってくると、チーム全体に影響してしまうからね。サックラーも落ち着きを取り戻してほしいものです。
そして藤澤さんはなにを危惧しているのか。気になる。

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