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【第20節ハーフタイム: 山形 0 – 1 ETU】
山形を出し抜いた見事なゴールで1点先制してハーフタイムを迎えたETU。さっきまでネガティブに見ていた山井さんも「いやーっ、まさかこういう展開になるとはねえ。これで後半山形が攻めてきて、ETUのカウンターがハマったりでもしたら、こりゃあETUの圧勝なんてことも有り得るなー」なんていい調子に。

「ホント、サッカーって一瞬で流れがガラリと変わりますね。さっきまで山形のペースだと言い張っていた山井さんが、こうもガラリと違うこと言い出すんですからね」

とちょっと皮肉気味?に話す藤澤さん。「なななな何よ藤澤ちゃん!」と山井さん動揺。「じゃあ賭けたっていいぜー!根拠だってある!!」暴走。山井さんの考えるETUが勝つ根拠、今日のETUはジーノと堀田という2人のゲームメーカーが出場しており、2人が連動していいパスを供給していたから、前半のETUはシュートチャンスが多かった。それは後半も変わらない。それに対して山形は、ロングボール主体のサッカー。狭いエリアでのプレイが予想される後半、存在感のあるゲームメーカーがいないのは致命的だと。

山形のロッカールームに戻ります。
「調子はどうだ…って。はーっ、何ですかー?また俺だけお説教ですかー?」

どうやら守備は得意ではない小森。俺なりに頑張ってるんですけどねー。一応、佐倉さんに言われたとおりのことはしたつもりですけどね。と他のサックラーを信頼しきっている選手とは毛色が違う選手みたい。じっと小森の話を聞いているサックラー。

「なんでかなー。いつも真剣さが足りないとか言われるし、うーん…。あ、ちなみに俺、佐倉さんのサッカーつまんないとか思ってないっスから」

さすがにこの一言で堪えきれなくなりそうになるサックラーでしたが瀬古がナイスカバー。まあつまんなくはないサッカーなんて面白くもないけどね。なんて瀬古にも言っちゃう小森。サックラー、なめられてます。

今でこそ信頼されているものの、選手経験の無かったサックラーが監督に就任した当初は、多くの選手は懐疑的な目を向けていました。それを上手く取り持ってくれたのが、同じタイミングでチームに加わった2人のベテラン、メンデスとキング・ケン。勝つための戦術を提案し、実際に結果を出すことで徐々に信頼をつかんでいったサックラー。が、小森だけは、小森だけは変わらなかった…!!

「そりゃ俺もさー、佐倉さんの分析能力とかすごいと思うけどさ、でもやっぱり選手経験のない人が監督やっても、どうも理詰めになって面白味に欠けるよねー」なんてまだ言ってる小森。ホントにこいつは…。私の気持ちを…何だと…。

「時間がないんだ!! 黙って聞け-っ!!!」

バンっとホワイトボードを叩き怒鳴ってしまうサックラー。皆驚いて注目します。でもやっぱり手は痛かったみたい。サックラーが小森に守備を要求するのは、最低限の守備能力を身につけてほしいから。小森の良さがどこにあるのかはサックラーは当然理解していました。

「いいか。皆…、後半ボールを持ったら、まず小森に預けろ。ここからは、ウチの攻撃の組み立てを小森に任せる」

と、小森システムを指示。試合中に戦術を大きく変更するのは博打にも見えるけれど・・・。今までやってきた形は2部で通用するやり方で、1シーズン勝ち抜いて行くには限界があるとの判断。というよりも、もっと見合った形があると。個々の能力が伸び、ヴィトリーノを失った今、迷っている時間は無い。今、攻めに出なければ、我々はこれ以上上には行けない。対達海ということでも触発された部分があるんだろうね。

小森システム、俺も面白いと思っていたよ。というのはキング・ケン。前線の俺たちに懸かっている。やれるか?と若手2トップを鼓舞。小森のフォローに瀬古を近づけ、前掛かりになることで出来るスペースはDFで補うことに。キャプテンの大倉も「全力で身体を張って止める」と気力を取り戻しました。そしてメンデスが、「他に要求はないのか、サクラ」と口を開きました。

「サクラの口から発せられる言葉は全て…、我々を勝利に向かわせるものだと私は理解している。ボスであるサクラが走れというのなら、我々は脚が折れるまで走るぞ。我々はサクラを信じる。だから、サクラも我々を信じろ」

急な方針転換にも迷うことなく受け入れ、後半攻撃的に行くことになった山形。迎え撃つETUは赤崎に代えて宮野を投入。

「さーて、どう出てくるよサックラー」

物足りなかった前半を受けて、もっと楽しませてくれることを期待しているような達海。

山形イレブンは円陣を組んで、「よし、いいか……やるしかねえぞ。攻めるぞぉ!! おおおっ!!!」と大きな声で意思統一。といったところで今週はここまで。前に出てくる山形をETUがどういなすのか。宮野は果たしてかませになってしまうのか。すっと自然に監督をサポート出来るメンデスとキング・ケンはかっこいいね。

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