さあ、新年1発目のジャイキリですよ!な、ジャイアント・キリング第193話。単行本第18巻とムック『GIANT KILLING extra Vol.04』』は、1月21日発売っ。さらに1月下旬には、都内にてツジトモ氏のサイン会が開催されます。詳細は次号とのこと。


【第20節前半: 山形 0 – 0 ETU】
徹夜が響いて試合中なのに眠気に負けそうな達海。やっぱさ、人間寝ないと駄目だねとベンチに腰を下ろし、ふあー困った困ったとひと伸びをして5分寝させてと深い眠りへ。

「駄目ですよー!!! 何考えてんですか。今、試合中ですよ!試合中ーっ!」

ごもっとも。そしてオロオロな松ちゃん。それもそのはず、遂にその存在感を示し始めたキング・ケン様のバー直撃のシュートによって、スタジアム全体が一気に山形ムードへ。

「…ああ……うん……」と再び眠りへつく達海。

「寝なーい!! なんてこったー!! ただでさえまずい状況なのに、監督までこんなことになるとはー!!」
「……そんなにまずい状況?」
「まずいですよ、ふふ……眠いっていってる本人がそんな事口走っちゃってる時点で、もうまずさ100%ですよ。ふふ……」
「ま…松さん……」

「でもさあ、あまりにも想定外の展開になってたら、さすがに俺だって眠くなってないんじゃない? 自信あるわけじゃないけど……」

焦りが増す松ちゃんと、そうでもなさそうな達海。この状況を打開するのはピッチのあいつら次第だと、この展開を、達海と同じように想定しうる範囲内であると捉えられているかどうか。

彼らを信じて、後半に備えて俺はちょっと寝るよ。とやっぱり寝てしまう達海。

スタンドから見ている山井記者と藤澤さん。
ケン様のシュートで完全に山形ペースだと分析。ETUの中盤は冷静にボールを回しているように見えて、しかし序盤よりも自陣よりに押し込まれている。山形のプレッシャーが効き、そしてサックラーの術中にはまり赤崎が抑え込まれたことで、ETUの攻撃が単調になってきてしまった。

「正直言って、今のETUから得点の気配は感じられないね」と山井記者はバッサリ。

山井さんの言うとおり・・・。と感じている藤澤さん。しかし、それだけだけではなく、何かが足りない。今のETUに足りないのは、達海が仕掛けてくる相手を出し抜く感じ。一つのプレーでゲームをひっくり返してやろうとする、そんな意思を感じるプレーが、ETUにはまだ出ていない。彼らはこの試合、そのビジョンを持っていない?それとも、機会を窺っている?さて、どちらでしょう。

ETUのスローイン。清川から世良へ。しかし山形選手が直ぐにチェックへくる。キャプテンの大倉は「俺達の前からのプレスが効いてるぞ!!」と味方を鼓舞。

「おお!キャプテン」とガッツポーズで応える瀬古。

いい調子だ。と手応えを感じている様子の大倉。その様子を見て何か伝えたそうなメンデスに気負う夏木が絡む。

「へっ!よそ見して余裕か!? メンデス。俺を見くびんじゃねえぞ。今俺んとこにドンピシャにボールが入ってたら、ゴール決めてたぜ!? 勿論、そんなボールなかなか来ねえけどな!うう…挑発のつもりがなんか傷ついた」

自虐まじりな挑発は失敗。しかしこれが言葉の壁を越え、メンデスに伝わってしまった。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「無謀を勇気だと履き違えるものには、幸福が訪れないことを教えてやらねばなるまいな」

ベンチのサックラーも、ここまでの流れに手ごたえを感じている様子。序盤こそ押し込まれながら、耐えてスピードのある選手でカウンター。そしてそこにケン様が絡む。攻めあぐねる相手の攻撃が手詰まりになったところでさらに攻撃的な守備を展開。

次の段階に進むべきか?しかし、何かが引っ掛かる。ETUの手はこれですべてなのか?達海がこんなもので終わるはずがないと考えているサックラー。そこへ戸辺コーチが、ETUの18番宮野のアップを伝達。

読み通りだ・・・!キーマンになるだろう赤崎を早い時間で消耗させ宮野へ交替させるというのが、サックラーのこの試合一つの目論見。宮野のアップを見て確信した。ETUの歯車は狂っている…!もう、迷う必要はない。チャンスだ…!! 何か仕掛けてくるのかサックラー。が、

ETUの左サイドバック清川が右足からアーリーでDFの裏へ。メンデスにマークされているセンターの夏木はこのボールを流し、サイドの世良がポジションをスイッチして中央右裏へ。もう1人のDF村田も赤崎を見ているので開き気味。大倉が詰めるもののマークがずれているので、世良はフリー。

世良は左足インサイドで、ニアではなく逆のファーへ低めのボールを流し込む。キーパー野村触れず、角度の無いところからサイドネットへ決まり、ETU先制!美しいー!としたところで、今週はここまで。セリーきたぁー!!!

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