GIANT KILLING 9 (9) (モーニングKC)連載100回を越え、徐々にサッカーファン以外からも注目を集め始めてきているジャイキリ。13節の川崎戦も残り15分+α。1点リードを許していますが、ようやくエンジンがかかってきたETUは果たして同点、逆転出来るのかどうか。

キャプテン村越が出場停止となっており、ピッチ内では丹さん(丹波)が積極的に声を出し、チームを纏めます。これまでは目立った活躍もなく、若手中心の今季なぜスタメンに残ってこれたのか不思議でしたが、精神的な面で支えになっていたりしたのですね。

ちびっこサポーターのコータ、テッタ、ヨシオ。3人は初登場時から辛口でしたが、こういう子達ほどしっかりと見抜いているもの。カレーパーティーの時を思い出し、
「そういやさ、今日のスタメンて、俺たちがカレーパーティーの時に話した選手ばっかりだ」
な、なにィ!?
ここであのパーティーが出てきますか。あの一回で完結した訳では無かったのですね。

そして、この試合に上手く入れていないまま、後半のここまで時間が経ってしまったような堀田。ハーフタイム、達海に言われたこともあってか、迷いが。

(俺は、心のどこかで、椿という選手をなめていたのかもしれない)

スピードやスタミナはあるけれど、プレーのムラが激しい椿よりも、自分の方がサッカーの巧さは上だろう。今は監督に気に入られているだけだ。

しかし、自分が椿より上のプレーをして変わるのではなく、周囲の変化を期待していた堀田は、椿の必死な、気迫あるプレーを見て気が付くのでした。自分が、奪われるべくしてポジションを奪われたことに。

分岐点に立っているんじゃないのか?
俺が、サッカー選手としてこの先もやっていけるのか

(まだ終われない!
まだまだプレーしていたい……!
しかし、その可能性が、今の俺にあるのか?)

若手にポジションを奪われ、専らベンチ要因となってしまった堀田。この試合、彼とっては単にリーグ戦の1試合以上の意味を持ったものになっていきそうです。といっても残りは15分くらいですが。

必死にボールへ食らいつき、スライディングでボールを当て、マイボールを確保する堀田。そこへ登場してきたのは、マイペースなガミさん。
「堀田。あのさ、今季のウチって、なかなかいいチームだと思わない?」
「……はぁ?」と、堀田。
ほんと、こんな時に突然何を言い出すんだガミさん。そして、その余裕はどこから来るんだ、ガミさん。ETUボールで堀田のスローイン。しかしまだしゃべり続けるガミさん。ボールは堀田→石神→杉江→椿と回りますが、しかしまだ喋るガミさん。

「こんなシーズン今まで無かったろ。今までパッとしないシーズンを何度も繰り返してきてさ、いい時に乗り遅れるってのもなんかシャクじゃねぇのよ、堀田君。」
「……!」

「堀田、ちゃんと俺見てろよな。頼むぜ。こんなピッチコンディションで正確に蹴れるのなんて、お前くらいなもんだからな」と、どこまで本気なのかはさておき、ガミさんが堀田をのせる発言。

そういえば第9節の新潟戦でも、雨で王子を欠いた中での試合でした。その時に堀田は王子の代役としてたぶん出場。その試合は敗れてしまったものの、世良の良さを上手く引き出していたような。直接の描写はありませんでしたが、椿がまだ頼りない事を考慮すると、堀田が上手くゲームコントロールしていたのではないかなと推測。まああれはまた少し趣の違った話でしたが。

(やはりあの2人の存在は大きいな。村越がいたら・・・王子がいたら・・・)
と、劣勢にある試合を見つめながら妄想を膨らます松ちゃん。
もし、村越とジーノが居たらとか考えてたら罰ゲームやらせるからね。と達海。否定してますが、松ちゃん罰ゲーム確定ですねえ。

「俺たちは11人で戦ってんじゃない。ETUっていうクラブチームで戦ってんだ」

特にこの試合は、そういう意味でメンバーを選んでいると。クラブをよく分かっている選手で構成されているそうです。どうやら単にベテランだからとかという理由ではないと。で、どこで判断したのかというと、この間のカレーパーティー。そ、そうですか。サッカーとカレー関係ないでしょ−!?と驚く松ちゃん。そりゃそうだ。しかし、ああいったサッカーとは無関係のイベントで、クラブ愛は分かるものだと達海。ボール蹴るだけが仕事じゃないんだぞと。

そうした結果、単にベテランが多くなっただけで、ベテランだからと言うわけではないと。そして、色々な人の想いを背負っているそのベテランたちが活躍すると言うことは、若手が伸びるのと同じくらい、クラブにとっての希望なんだということ。

杉江がカンチャンスへのボールをカット。それを素早くコンビの黒田へパス。そこから、既に走り始めている椿へ、ではなく堀田へ。いいプレーを見せ始めている椿に釣られる川崎MF・八谷。出来たスペースへ右サイドから走り込む赤崎。勿論ボールを要求。

しかし、堀田が選択したのは、「ちゃんと俺を見てろよな。頼むぜ」と先ほどあったガミさん!

(わかったよ、ガミさん・・・)
と、決意し魂込めたパスを繰り出し・・・今週はここまで。

この時間帯でのガミさんが右サイドをオーバーラップ。そして中央は、右サイドから中に絞ってきた赤崎。FWは後半描写が出てきてないですがベテランの堺と、裏を狙い続け、惜しいプレーがあった運動量豊富な世良。左サイドには丹さんと、八谷を引きつけている椿。さあ、ガミさんはどういうプレーを見せてくれるのだろう。そろそろ堺にいいところを・・・と思いながら終了。

単行本9巻、爆発的な売れ行きだそうです。勢い付いて、きた?

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で