ヴァンガード甲府が1点リードでハーフタイム突入。なジャイアントキリング第397話。甲府の棚橋監督は熱血肌な人のようで。選手達に熱く語る一方、身の程をよくわきまえているというか。選手のミスは全員でカバーし、ミスをした選手もチームプレーで返す。現在の甲府は、4−3−3のベースは同じでも、全員が攻守に走る全員一体のサッカー。残り45分も走り切ることを誓います。

「懸命に走るサッカーは人の心を打つ!サポーターを感動させるゲームをしよう」と選手達を送り出します。

チームの一体感に、甲府は良いクラブであると改めて感じている石浜。クラブとして規模は大きくなくても、チームとして誰一人ブレずに1つにまとまっていれば1部リーグでも十分に戦えると、そのことを証明するんだと出ていきます。

さて、ETU。達海は雷を落としたようですが、選手達だけで切り替えられていた事を察してポーズだけ。後は選手達がピッチで“結果”として示すだけです。

円陣を組む頃になって、急におとなしくなっちゃった清川。「どうせ地方クラブの現実を知った石浜あたりに、東京は恵まれてるとか言われたんだろ」と石神(ガミ)さんに図星を突かれてしまい余計恥ずかしいことに。

「街の規模で強さが測れるほど、勝負ってのは単純ではないだろ。それでも俺達が甲府に負けられない理由があるとしたら、あいつらが今までの俺達みたいだからじゃねえのか?」

皆を引き締める元キャプテン村越。今の甲府のサッカーは、残留を目指すための弱者のスタイル。我慢して相手の隙をうかがい、少ないチャンスにかける。そして残留争いというプレッシャーのかかる位置で戦っている、去年までのETUを思い出すような姿。

「ちょっと前の自分らみたいなチームにやられてて、俺達は先に進んでるって言えんのか?」

そして現キャプテン杉江。

「そもそも、よく考えれば何もおかしな話じゃないよな。周りの声も、俺達が望んでる場所も、同じく高い所にあるってことだろ。だからこそ、達海さんに言われたことを肝に命じようぜ」

何を言われたんでしょうか。達海が選手達に告げたのは、小手先ではない勝負事の根源的なこと。

「ボールをトラップするにしても、守備で相手に一歩寄せるにしても、細かいことができねえ奴に、デカイことが起こせるわけねえだろ!ディティールにこだわれねえ連中がタイトルなんか獲れっかよ。そういうもんを積み重ねた先にあるんだよ。ゴールも!勝利も!タイトルも!」

そして今、選手達がやるべきことは、目の前の敵を倒すこと。さあ引き締め直して後半が開始。清川の話に触発された王子もエンジンがかかってきたようで、世良の動きに合わせて鋭いパス。裏に抜け出してシュート!

(俺らがFWを名乗れる理由…、それは他のポジションの選手より、シュートの精度にこだわれるっていう、自負があるからだ!!)

意気込みはよかったセリーですが、角度のない所から打っていったシュートはキーパーの脚に阻まれてしまいます。お、おう。しかし甲府、1つ防いだことで緩んでしまったか、石浜の「クリア!!」という叫びも虚しく堺に詰められて失点。ETUは後半開始早々同点に追いつくことに成功します。といったところで、今週はここまで。

今シーズン、積み重ねてきた経験が違うとばかりに切り替えに成功しあっさりと追いついたETU。このまま追加点を決めて逆転なるか!?

7号〜10号までは休載。その間は、単行本30巻から37巻までを毎週2冊ずつ期間限定配信する特別企画が実施されます。

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