3DSが久々トップハードに。ソフトトップも任天堂『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面3D』―2015年2月の米市場


 

NPDグループから、2015年2月期のアメリカビデオゲーム市場レポートが報告されました。Newニンテンドー3DS XL(LL)発売で活性化した3DSが久しぶりにトップハードの座に返り咲き。ソフトチャートも『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』が制しました。

2015年2月期のアメリカゲーム市場は、ハード、ソフト、周辺機器すべてのカテゴリーで前年を上回り、全体では8%アップの9億5560万ドル規模となりました。

ハードウェア:New3DS XL発売で携帯機が大幅増

New3DS XLで活気づいた携帯型ゲーム機市場は、前年比で153%増加。据置型ゲーム機は5%減少したものの、全体では10%増の3億7820万ドルを達成。

前世代機が41%減と急激に収束していく中、第8世代のハードウェアは二桁成長と勢いを増しています。恒例のPS4/Xbox Oneの合算販売台数ですが、発売以来15ヶ月間のセールスは、PS3/Xbox 360のそれを6割近く上回っているとのこと。

ソニーは声明で、PS4がハード・ソフト共に2月のナンバー1だったことを主張。しかしトップは3DSの39.5万台でした。マイクロソフトは2015年1月と比較して84%増加し、記録的な2月の販売数になったとXbox Oneの販売台数について説明しています。

ソフトウェア:ムジュラの仮面3Dがチャートトップに

パッケージソフト市場も今月は3DSが主役。『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』は2月の月間チャートを制し、『モンスターハンター4 Ultimate(モンハン4G)』も10位に入りました。全体では7%アップの3億3890万ドルを販売(PCソフトも含めると6%アップの3億4700万ドル)。第8世代が84%もの成長を見せ、前世代の減少分を相殺。トップ10チャートはSKUベースで見ても第8世代が中心で、移行が鮮明となっています。

国産タイトルでは『ドラゴンボール ゼノバース』も7位に入りました。

2015年2月 USチャート トップ10

  1. ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D (3DS) (51.5万本/パッケージ・デジタル合算)
  2. Evolve (Xbox One, PS4, PC)
  3. Dying Light (PS4, Xbox One, PC)
  4. Call of Duty: Advanced Warfare (Xbox One, PS4, Xbox 360, PS3, PC)
  5. Grand Theft Auto V (PS4, Xbox One, Xbox 360, PS3)
  6. NBA 2K15 (PS4, Xbox One, PS3, Xbox 360)
  7. Dragon Ball: Xenoverse (PS4, Xbox One, PS3, Xbox 360)
  8. Minecraft (Xbox 360, PS3, Xbox One, PS4)
  9. The Order: 1886 (PS4)
  10. モンスターハンター4G (3DS) (29.0万本/パッケージ・デジタル合算)

周辺機器・アクセサリ類:ゲーム連動トイが好調

周辺機器・アクセサリ市場は8%アップの2億3850万ドル。中でもゲーム連動トイの販売が前年比で34%伸びているとのこと。任天堂からは『amiibo』が累計350万体を突破していることが報告されています。

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ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D
メーカー: 任天堂
開発: グレッゾ
ジャンル: アクションアドベンチャー
発売日: 2015-02-14
プレイ人数: 1人

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