6年ぶりのプラス成長となりました。任天堂フランスからいくつかのソフトやハードに関して数字が報告されている2014年のフランスゲーム市場ですが、オンラインやモバイルを含めた市場全体の数字もS.E.L.L.(Syndicat des Editeurs de Logiciels de Loisirs, 娯楽ソフト出版組合)から報告され、27億ユーロ規模となったことが明らかになりました。

第8世代の普及が進みプラス成長を達成

成長率はプラス3%で、前世代のピークとなった2008年以降続いていた市場の縮小にいったん歯止めをかけました。事前予測の5%成長には届かなかったものの、6年ぶりにプラスに転じています。

今日では2人に1人は日常的にゲームを遊び、時々遊ぶ人も含めると4人に3人はゲームに親しんでいるという、出版産業に次ぐフランス第2位の文化産業となっているビデオゲーム産業。2014年の市場規模は27億ユーロを記録(デジタルを除いた数字は1%成長の19億ユーロ)。

ハード、周辺機器が好調

Fr_2014_marketreport

カテゴリごとの販売金額内訳は、ハードが7億5800万ユーロ、ソフトが13億9200万ユーロ(家庭用・PC、それぞれのパッケージ版とデジタル版の合算)、周辺機器・アクセサリが2億7000万ユーロ、モバイルが2億ユーロ。

ハードと周辺機器・アクセサリ類はそれぞれ24%、4%アップしたものの、モバイルを含めたソフトウェアは『GTA V』が200万本近い売り上げを見せた2013年から5%ほど減少しています。

販売割合は、ハードが29%、家庭用パッケージソフトが31%、家庭用デジタルが9%、PCパッケージソフトが2%、PCデジタルが11%、モバイルが8%、周辺機器・アクセサリ類が10%。

ソフト販売はパッケージ版が55%、デジタル版は32%、モバイルが13%。機種別では家庭用ゲーム機が66%、PCが21%、モバイルが13%でした。

第8世代への移行進む

Fr_Top_Consoles_Sales_in_2014

ハードウェアは265.6万台を販売。174万台が据置ゲーム機で、そのうち138.1万台がPS4/Xbox One/Wii Uでした。携帯ゲーム機は91.6万台を販売。うち84.8万台が3DS/PS Vitaでした。2014年末までにおける第8世代の普及台数は590万台とのこと。

第7世代の2900万台に比べればまだまだ市場は小さいものの、存在感は既に逆転。ソフトシェアの59%を第8世代が占めるまでになりました。海外では次世代を渇望していたということもあり、多くの市場で急速に置き換わっています。

今回のレポートでは機種別のシェアは載ってませんが、任天堂フランスは3DSを340万台、Wii Uを51.5万台販売したと報告。また推計値ではPS4が110万台、Xbox Oneが41.6万台だとされています。2011年から販売している3DSが普及台数では最多ということになりますが、そこは海外市場なので、売り上げのメインは据え置きハードが占めています。

2015年のフランス市場の展望ですが、第8世代の普及がさらに進むことで各カテゴリの売り上げが今年以上に伸び、4%の成長が期待されています。

なお、ソフトセールス年間1位は『FIFA 15』で唯一のミリオンセラーとなる約130万本を販売。2位は『Call of Duty: Advanced Warfare』で約91万本でした。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で