今期の本体販売目標を3分の1以下に引き下げるなど、世界的な売上不振から脱せずにいる任天堂のWii Uですが、毎週販売情報が発表されることから苦戦の様子がどうしても見えてしまうUKのリテーラー各社は、Wii Uがこの窮地を脱するために、任天堂は思い切ったアクションが必要だろうと考えています。


「200ポンド(約3.4万円)を切る価格はWii Uを助けるでしょうし、『マリオカート8』(2014年春発売予定)はファンにリーチするためには間違いなく必要とされるタイトルでしょう。我々はまた、Wii Uにはセカンドスクリーン(Wii U GamePadのタッチ画面)を使用し、大勢に訴える魅力を持つ革新的なものが必要であるとも考えています。生み出すのは言うほど容易ではありませんが」

UK最大手のあるゲーム小売トップは述べています。

「Wii Uにとって、本当の意味でラストチャンスが1つだけあります。『マリオカート8』です。とはいえ、現状は一瞬しかWii Uが盛り上がらない事が予想され、より多くのマスマーケットの販売価格と組み合わせることが必要になってくるでしょう」

別のオンラインゲームストアに勤務するトップバイヤーは述べています。

「199ポンドと『マリオカート8』。実にシンプルです」

マスマーケットアウトレットの幹部は付け加えました。

UKにおいてシェアを失いつつある任天堂ですが、小売業界からの信頼はまだ厚く、Wii Uの販売台数を拡大する何らかの計画があることを期待されています。

「任天堂は、再びゲームの枠を拡大する隠し弾を用意しているでしょう」

XbiteのトップSteam Thomas氏は述べています。

匿名を条件としてMCVの取材に応じたUKのゲーム小売最大手の各社は、Wii U本体を大幅に値下げし、さらに『マリオカート8』を同梱することで、短期的にはWii Uを取り巻く問題を緩和する事ができると考えています。

過去の任天堂据置ハードと比較しても、メジャーパブリッシャーのサポートが不足している、文字通り任天堂専用ハードになりつつあるWii Uですが、ここから挽回する起死回生の一手の準備が進められているのかどうか。任天堂は毎年行っているQ3決算発表後の経営方針説明会(今年は1月30日に開催)で、Wii Uを含めた事業の短期の展望と中長期の展望について説明するとしています。

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