TIMEが掲載した、また別の任天堂・宮本茂氏へのインタビューで、宮本氏はWii U『ピクミン3』をローンチ付近にリリースしたかった考えや、諸処の遅れは開発リソースが影響していた点、そしてそれを改善していくために投資を進めている事についてコメントしています。

ローンチウィンドウ(2012年12月〜2013年3月)に任天堂から発売されたWii Uのラインナップは、過去ハードほど著名キャラクターのラインナップが豊富ではなく、また期間内に発売されたタイトルも、それほど強力ではありませんでした。こうなってしまった理由について尋ねられた宮本氏は、以下のように述べています。

「Wiiのローンチを振り返って見れば、任天堂は斬新な『Wiiスポーツ』を『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』と一緒に用意することができました。Wii Uでは『ニンテンドーランド』はもちろん『New スーパーマリオブラザーズ U』も用意し、同じようにアプローチしました。

Wii U版『ゼルダ』も開発を進めていますが、もう少し時間がかかるものですから。

僕の立場からすると、『ピクミン3』をローンチ付近にリリースできているのが理想的だったと思います。ですがWii Uは、“Wii”の冠を共有しているものの、新しいチップやグラフィック機能を備えた全く新しいシステムです。

非常に多くの事が出来るようになりました。多くの機能や特徴を開発していくプロセスで、最大限にこれら機能を利用するにあたり開発リソースの確保に苦労し、十分なラインナップを用意することができませんでした」

また宮本氏によれば、任天堂はWii U初期に起きた問題を改善していくために、ゲーム開発へ投資を進めていると述べています。

「同時に、新しいゲームプレイシステムを含めて、楽しくて興味深い新たなゲームスタイルを作り上げていこうと、僕らはWii Uの持つ新しい機能・特徴の活用法を新たに身につけてもいます。

ハードウェアにもっと慣れていくにつれ、ソフトウェア側から多くの事を実現していけると思います。それは僕らが目下リソースを費やしている分野です」

Wii Uの本格発表当時に予定されていたローンチウィンドウのタイトルは複数ありますが、いずれも発売日が遅れ、国内では『ゲーム&ワリオ』1本がギリギリ期間内に滑り込むという有様。国内サードパーティーの協力も手薄で、いきなりソフト不足に悩まされています。

ワリオ以降、夏までに予定される任天堂の発表済ラインナップは「Wii Fit U」「The Wonderful 101」「ピクミン3」「Wii Party U」の4タイトル。この他、4月中にはWii U本体システムの大型アップデートが行なわれ、それにあわせてバーチャルコンソールの本サービスも開始される予定。

またE3では『3Dマリオ』や『マリオカート』のプレイアブル出展が約束されるなど、今年後半にかけて徐々にタイトルが揃ってきそうではあります。

ソフトメーカーのソフトも見たいところですが、任天堂ハードは、なにより任天堂タイトルに期待されている部分が大きいので、バランス良くタイトルをリリースして勢いを取り戻していってもらいたいものです。『ピクミン3』、なるべく早めにお願いします。

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