『F-ZERO』や『メトロイド』などについて、フランスのゲームサイト「Game Kult」による任天堂の宮本茂さんへのインタビューが掲載されたばかりですが、今度はIGNの取材に応じ、Wii Uと3DSとのコネクティビティについて語った内容が掲載されています


ニンテンドウ64とゲームボーイ、ゲームキューブとゲームボーイアドバンスで導入されたコネクティビティが記憶にある人は少なくないかと思いますが、任天堂は今も携帯機と据置機(3DSとWii U)の連携について議論を交わしているそうです。両システムのポテンシャルを最大限に引き出すにはどの手法が最適なのか。ただし以前とは異なり、優先順位は上位ではないとのこと。

N64ではコントローラに64GBパックを挿すことでゲームボーイとの連携を実現し、その後NGCではGBAケーブルを利用してGBAと連携、ソフトデータが連動するほか、GBAを画面付きコントローラとして利用することもできました。GC-GBA対応ソフトはFFCC、4つの剣、ぶつ森e+など。

「当然ながら、僕たちは互いに3DSとWii Uとを接続したときに何らかの形で体験を拡張できる方法があるか考えるようにしています。ただ任天堂は何度となくコネクティビティに挑戦してきて、大きな教訓を得ています。単純な事ですが、両方のハードを所持している人は、所持していない人よりもずっと少ないんです」

「なので、任天堂がWii Uのデザインを検討する際にまず決定したことは、Wii Uを購入した人全てが同じプレイ条件にあり、同じ機器を持っているようにしなければならないということでした」

ただ、コネクティビティは完全に絶たれたわけではなく、データ転送で言うと実現している部分もあります。「Miiチャンネル」はWiiや3DS、DSでデータの転送が可能です。

Wii Uと3DSのコネクティビティを進めた場合、「画面が3つになることを考慮しなければならない」と宮本さんは言います。Wii/DS時代にコネクティビティに積極的ではなかった理由として、この「3つの画面」が挙げられており、テレビ画面とDSの2画面の計3画面がある事でゲームが非常に複雑化していただろうとのこと。

ただそうはいっても前述の通りデータ転送は無線化により以前よりも容易になっていますし、互いに接続することによるゲーム体験の拡張は常に考えられているということです。

任天堂の岩田社長も、2011年の株主総会で3DSをWiiやWii Uのコントローラとして利用出来ないかという質問を受けた際に、「通信時にインターネット接続が出来なくなる制約はあるが」と前置きした上で「技術的には可能」と述べ、さらに

「そういう作り方をすることが最も自然だと判断したら、私たちは躊躇なくそれをすると思うんです」

とコメントしています(2011年6月29日(水)第71期 定時株主総会 質疑応答)。

任天堂からではないですが、カプコンの『モンスターハンター3G』はWii U/3DS間でセーブデータ転送ができますし、Wii U版と3DS版とで一緒にローカルプレイもできる仕様となっており、任天堂より先に実現したとも言えます。

任天堂はWii U/3DSタイトルとして『大乱闘スマッシュブラザーズ』新作をリリース予定で、連携要素が含まれるとすれば、このスマブラで実装されてくるのではないだろうかと思います。また昔のように「コネクティビティ」という言葉を使わずとも、より自然に繋がるようになっているのではないかと思います。

Wii U ベーシックセット (WUP-S-WAAA) / 任天堂
Wii U ベーシックセット/プレミアムセット
メーカー: 任天堂
発売日: 2012年12月8日

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で