Wii Uでの新作はあるのでしょうか。

スペイン皇太子賞を受賞するなど海外でもその活躍が認められている任天堂の宮本茂さんが、フランスのサイト「Game Kult」のインタビューを受け、Wii U版『メトロイド』や『F-ZERO』等についてコメントしています。

『F-ZERO』の新作について

『F-ZERO』シリーズは、携帯ゲーム機向けには2004年のGBA『F-ZERO CLIMAX』、据置ゲーム機向けは2003年のGC『F-ZERO GX』以来新作が登場していません。スーパーファミコンで初登場して以来、据置では3ハード続けて新作が登場していますが、任天堂史上最も普及したニンテンドーDSやWiiでは新作が発売されませんでした。

宮本さんは、新作を渇望されているこの状況に驚きつつも、開発者の1人として喜びもあるようで、

「スーパーファミコンで初めて発売して以来、たくさんのゲームが作られてきて、F-ZEROシリーズも進化してきたけれど、変化に乏しかった。なので、ユーザーからこうした意見を耳にできて嬉しく思います。僕はその進化の流れに、ユーザーは飽きてきているのではないかと考えていました。支持して貰えてとても感謝しています。今は『Nintendo Land』のF-ZEROアトラクションを遊んでお待ち下さい。と言いたいです」

宮本さんはまた、次のようにも述べています。

「僕も新作については非常に興味があります。それと、F-ZEROシリーズの新作を期待する理由をユーザーにも聞いてみたいのですが。どんな進化を求めていますか?」

『F-ZERO』は『マリオカート』とはちがい、どちらかというとストイックにタイム短縮を図るレースゲーム。ユーザーとしては単純に、HDグラフィックで機体の浮遊感やスピード感といったF-ZEROワールドの魅力を味わいたい想いがあるのだと思うのですが、それだけだと宮本さんとしては面白くないのでしょうね。

『メトロイド』の新作について

『メトロイド』シリーズについてもコメント。

「メトロイドについての僕のアイデアの多くは、『Nintendo Land』の“メトロイド ブラスト”で見つけることができるでしょう。Wii UではHDの高精細なグラフィックを実現出来ますし、性能も格段に上がっています。なので、より高画質のメトロイドの新作アクションを考えるだろうことは自然な流れでしょうね」

『メトロイド』シリーズは初代から25年以上続く老舗シリーズで、任天堂の代表ブランドの1つ(25周年は特に何もありませんでしたが)。

Wii Uでは現在『Nintendo Land』にアトラクションが収録される以外にメトロイド関連の発表はありませんが、海外でより注目されているタイトルなだけに、ファンも新作に期待しているようです。

『メトロイド』の新作は、『プライム』シリーズを担当したレトロスタジオが開発しているんじゃないかという噂が出ていましたが、今は静かです。レトロはつい先日、Wii U向け新作『ゼルダの伝説』の開発に一部関わっていることが明らかになりました。

『F-ZERO』も『メトロイド』も性能の恩恵を受けやすいWii U向けのタイトルだと思いますし、『メトロイド』の方は新作の可能性としては高そうですが、時期は果たしていつになるのか。

また今年の誕生日(11月16日)で還暦を迎える宮本さんが10年後に期待することについて、まだ生きていたいと冗談めかし、任天堂で何か好きなことをやっていたいと現役続行を示唆。

「ありがたいことに、任天堂には若くて有能なスタッフが何人もいるので、業務の幾つかを任せておいても安泰なんです」

今後スーパーバイザーの仕事を少しは続けたとしても、自分の関心のあることにより集中していきたいようですね。そして現在はWii Uで予定している『ピクミン3』の仕上げにかかりきりだそう。『ピクミン3』は国内では2013年春の発売予定です。

Wii U ベーシックセット (WUP-S-WAAA) / 任天堂
Wii U ベーシックセット/プレミアムセット
メーカー: 任天堂
発売日: 2012年12月8日

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