任天堂は4日、6月6日の午前1時頃から行われるE3のプレスカンファレンスをより深く理解しやすくなることを目的として、『Wii U』のコンセプトについて岩田社長が直接プレゼンする「ニンテンドーダイレクト プレE3」を午前7時より配信しました。


今回の「ニンテンドーダイレクト」は、任天堂のプロダクトや企画が生まれる、任天堂本社の7階にある会議室からお届け。Wii Uは2008年から議論がスタート。検討してきた要素の1つが、同じ部屋にいるのに皆がそれぞれ別のことをしている。アローントゥギャザー現象をどう解消していくか。

同じ部屋にいるのにそれぞれのデバイスと接していることは、本来の人間関係としてよいはずがない。そこで任天堂は「Wii U」を通じ、新しい娯楽体験を提案する。

『Wii U』のコントローラ名は「Wii U GamePad」

「GamePad」という名は、ファミコンのアメリカ名「NES」のコントローラが、十字キーのついた平たいコントローラを採用していて、自然に「GamePad」と呼ばれるようになったことに由来。ゲームのためにデザインされたコントローラであることや、見た目がパッド状であることを表すのにちょうどよい名前であることから「Wii U GamePad」に決定。

リーク通りコントローラが昨年のモデルから変更され、スライドパッドからアナログスティックへ。スティックは押し込み操作も可能。裏面にグリップ。ボタンレイアウトもチューニング。

十字キー下はNFCリーダー・ライター。パワーボタンの隣はTVコントロール。テレビの赤外線リモコンになる。WiiからWii Uで手軽に始められる改善点として、TVコントロール機能を採用。

Wii Uによって、2画面の世界が家庭用にも広がる。ゲームプレイに非対称性が持ち込まれることによる新しいゲーム体験。タッチパネルはペン操作や、直接手で操作することも。モーションセンサー、ジャイロセンサー搭載。モーション操作がWii Uでさらに進化。

Wii Uの最高品質のグラフィックが、「遅延」なく手元の画面に映し出される。Wiiリモコンやバランスボードなど、Wii用デバイスはそのまま利用可能です。画面なしの小型バージョン「Wii U PRO コントローラ」も発売。タブレットの重さや大きさが気になる人向け。Wii U向け操作のマルチプレイ時にも。

紹介映像では、黒モデルの「Wii U GamePad」も登場。フレンド機能を強化し、ソーシャルメディアとシステムから連携。ビデオチャット機能あり。

「Miiわらわら」


様々なMiiがゲームアイコンの周りに集まり、投稿したコメントが表示される。このシーンを「Miiわらわら」と呼んでいる。通常のアイコンが並ぶホームメニューのほかにMiiわらわらのメニューがあり、ユーザーが持っていないソフトも含めた、今遊ばれているゲームアイコンが表示され、Miiがたくさん集まっている様子が表示される。

ゲームアイコンに遊んでいる人のMiiがわらわらと登場する様子から「Miiわらわら」と呼ばれる。それぞれのプレーヤーが入力したゲームの感想など様々なメッセージが吹き出しに表示される。表示されるMiiは、「自分のMii」「家族のMii」「フレンドのMii」「同じゲームを遊んでいる見知らぬMii」。

特別なソフトを立ち上げることなく、何が遊ばれているのか、どんなソフトなのか知ることを出来る。通常メニューとMiiわらわらは、それぞれテレビ画面とタブレット画面とで入れ替え可能。

「Miiverse」(ミーバース)=Mii Universe 全世界のMiiをつなぐ場所

Wii Uプレーヤー同士が「共感」のコミュニケーションを促進することを目的として設計された、これからのニンテンドーネットワークの柱となるソーシャル機能。コメントの並ぶタイムラインにはテキストのほか、手書き文字や表情アイコン、スクリーンショットを投稿することも可能。ネタバレ対策あり。「Miiverse」はシステムに統合されているので、全てのWii U用ゲームが対応している。ゲームを中断することなく、Miiverseとゲームを行き来できる(マルチタスク?)。

ゲームによっては、ホームメニューを介さずゲームの中からMiiverseを活用することも可能。

ゲームパッド上に映し出される「ソーシャルウィンドウ」を通じて、世界中のリビングをつなげる。時空を超えて「Wii Universe」を構成することを目指す。MiiverseはWebサービスなので、ニンテンドー3DSやスマートフォン、PCのブラウザからも利用可能になる予定。

任天堂はハードウェアの世代を超えて、複数の任天堂プラットフォームを「ニンテンドーネットワーク」共通プラットフォームでつないでいくビジョンを持っていて、Miiverseもハードウェアを超えて利用できるように設計されている。

『New スーパーマリオブラザーズ Mii(仮)』の映像から、ソーシャル機能をゲーム内に組み込んだ例。

Wiiのコンセプト

  • 家族とゲーム機の関係を変える
  • テレビとゲーム機の関係を変える
  • インターネットとテレビの関係を変える

そこからさらに推し進めて、Wii Uでは

Wii Uコンセプト

  • コンソールがテレビから自由になる
  • 2画面で新しいエンターテインメントを提案する
  • 毎日電源を入れてもらうきっかけを作る
  • 複数のリビングルームをつなぐソーシャルウィンドウになること

見せたい画像まではカーテンで隠しておけるなど、ブラウザ機能もエンターテインメント要素が盛り込まれている。

複数の問題を1度に解決できるものがアイデアというものだ

岩田社長は宮本茂さんのこの言葉を引用し、「Wii U GamePad」は、Wiiのコンセプトをさらに推し進めるために、どうしても解決したかったいくつもの問題を同時に解決する、「真のアイデア」とコメント。世界中のリビングが笑顔と共感でつながる「Wii Universe」を実現することを目指していく。

なお、水曜日に行われるE3プレゼンテーションはWii Uについて集中的に語られる。ニンテンドー3DSについては別の機会になるとのこと。

緊急開催されたE3前夜祭(日本は朝でしたが)。Wii U機能の一端が公開されたに過ぎませんが、ネット強化は面白くなりそうですね。ビッグデータの活用方法もMiiわらわらによって少し明らかになりました。プレゼン本番が俄然楽しみになってきました。

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