E3 2012での詳細発表を前に、様々な噂や憶測が飛び交っている任天堂の次世代機 Wii U ですが、海外サイトForget the Boxでは、「Wii Uの製造コストは180ドルで、300ドル以上の販売価格になるのではないか」と報じられています。


Forget the Boxによれば、任天堂製品の製造や流通に近い情報筋からの話が元となっており、タブレットコントローラを含めてWii Uの製造コストは約180ドルと推定されているそうです。中でもコントローラのパーツコストが最も高額となっており、50ドル以上になると推定されています。

任天堂では現在、市場全体や最終コストからWii Uの価格を調整中ですが、その推定製造コストから見て発売時に300ドルを下回ることは無いだろう。と、情報提供者は語ったとのこと。

また、情報提供者が語ったところによると、

利益の最大化のために生産コストをカットすることが、任天堂のWii Uにおける主たる関心事です。任天堂は、投資家の再び投資家の信頼を得るために、Wii Uのハードウェアのコストを削減しています。任天堂は投資家に対し、Wii Uをリスクの少ない提案であると見せたがっています。

Wii UのタブレットコントローラにはNFC機能が実装されますが、5ドル以上の費用はかからず、さらに近い将来、モバイルデバイスに搭載される価格は1ドルを下回る。と予想されます。

情報提供者によれば、NFC機能は今後より多くのモバイルデバイスに実装され、主流になることで価格は急速に下落する。任天堂はこのコスト低下を見越してNFC技術に乗ったのです。

コントローラの部品製造コストについては、コントローラに搭載されるカメラは推定6ドルの製造コストで、3DSやDSiのカメラよりも僅かに品質が向上しています。タッチスクリーンは14ドルと推定されています。と語っています。

UBMテックインサイトの2010年の報告書によると、マイクロソフトの体感デバイスKinectは、推定56ドルのコストだったそうです。Wii Uコントローラのコストは、Kinectの初期コストを若干下回っています。

任天堂が価格論争に晒されるのは今回が初めてではありません。2011年に発売されたニンテンドー3DSも発売当初の250ドル(日本では2万5000円)では任天堂プラットフォームに多いカジュアル/ライトユーザーには殆ど訴求せず、僅か半年ほどで1万円の値下げが行われ、なんとか勢いを取り戻しました。

製造コストと呼んでいる180ドルについては、ハードを組み立てるために必要な部品コストの純粋な製造費のみで、その他商品にかかってくる内蔵ソフトウェアや輸送コスト、マーケティング/プロモーションといった販売費は含まれておりません。それらを含め、利益が出るような価格として300ドル以上と試算されています。

1ドル80円とすると、300ドルならば24,000円ですが、100円換算の場合も少なくないので、そうすると30,000円ということになります。日本でいわゆる任天堂価格と呼ばれる25,000円に出来るのかどうか。

Wii Uは価格を抑えるために控えめな性能のCPU/GPUを採用し、現行のHD機と大差のない性能であるとも伝えられており、他機種とハッキリ差を付けられる機能や独自ソフトが出てこなかった場合、3DSと同様に再び厳しい船出となるかもしれません。噂では他社はWii U発売に合わせてホリデーシーズンに再び値下げを行うとされています。

任天堂の岩田社長は2011年度第3四半期決算説明会で「しっかりとシステムを仕上げて、対応ソフトをそろえ、万全の体制で発売を迎えたい」と話しており、今後はゲーム機のみならず、iOSデバイスのおさがりが子供達の手に渡ることも予想されますが、可処分時間の奪い合いが激化していく中で、Wii U事業の垂直立ち上げに向けてどういった戦略がとられるのか注目されるところです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で