3月の発売開始から9か月で世界販売1000万台を突破した任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」。年間で最大商戦期である年末商戦を終える前に1つのマイルストーンに達したことは、スイッチの販売が非常に好調に推移していることをうかがわせますが、任天堂アメリカの社長兼 COO の Reggie Fils-Aime 氏(レジー社長)は「任天堂にとって前例のない領域」だと表現し、この販売ペースがいかに驚異的かを語っています。

「ホリデーシーズンの最中にグローバルベースで販売1000万台に到達したという事実は、任天堂にとって前例のない領域です」とレジー社長は CNN Tech の取材に対してコメント。「スイッチの普及速度は任天堂にとって、またゲーム業界にとっても最速ペースの1つです」

ニンテンドースイッチは2017年4月から2018年3月末までに、世界1400万台を出荷する計画。2017年3月のローンチの276万台と合わせて2018年3月末には1700万台規模となる見通しで、2012年に発売され、累計1356万台にとどまった前世代機 Wii U の4年間を、1年で上回る見込みです。

ニンテンドースイッチは、ドックに置けばテレビに映像が映し出される据置型ゲーム機に。ドックから取り外せば携帯型ゲーム機のように持ち出せる点が特長のハイブリッドコンソール。据置スタイルと携帯スタイルが瞬時に切り替わり、プレイヤーは特別な操作を必要とせずに、ゲームを遊び続けることができます。また本体の左右に1つずつ備わる専用コントローラーの Joy-Con (ジョイコン) は、片方でも独立したコントローラーとして機能。“おすそわけ” することで、すぐにマルチプレイ環境が整います。

こうした様々なプレイスタイルに対応する特長に加えて、GOTYに選ばれた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をはじめ『スーパーマリオ オデッセイ』『マリオカート8 デラックス』『スプラトゥーン2』など、任天堂の主力タイトルが1年目から揃ったことも好調だった理由の1つ。アクションアドベンチャーにアクション、レース、シューター、対戦格闘等、ジャンルも様々。

レジー社長によると、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『スーパーマリオ オデッセイ』『マリオカート8 デラックス』の3本は、ハードの普及台数に対する装着率が50%を上回る人気です。

2018年も、スイッチには人気キャラクターの新作がラインナップ。春には『星のカービィ』が予定され、年内には『ヨッシー』や『ファイアーエムブレム』の新作も控えています。Wii U で最高の評価を獲得したソフトの1つである『ベヨネッタ2』も『1』とともにスイッチに移植。最新作『3』も発表されました。

春以降のソフトに関してはまだ具体的な情報が出てきていませんが、任天堂はあまり先のスケジュールを発表するメーカーではなく、これまでの緻密なリリース戦略を見る限り、スイッチを遊ぶ上で、前世代で苦しんだような、ソフトのリリース間隔が大きく空いてしまう谷間ができる心配は少なくとも当面の間はなさそうです。

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