Nintendo Switch にイーソルの exFAT ファイルシステム等が採用、大容量 microSDXC メモリカードのデータの読み書きが高速化


Nintendo Switch - TVモード

 

イーソルは22日、任天堂のハイブリッドコンソール「Nintendo Switch」に、イーソルの μITRON4.0 仕様準拠リアルタイムOSと exFAT ファイルシステムが採用されたと発表しました。

イーソルの技術が Nintendo Switch に採用

イーソルの「μITRON4.0仕様準拠リアルタイムOS」は、μITRON4.0 スタンダードプロファイルに完全準拠。

μITRON4.0 スタンダードプロファイルで定義された機能に加えて、さまざまな拡張機能や、実際のアプリケーション開発に便利なカーネルオブジェクトの状態参照やシステムトレース機能など、独自の機能を搭載。携帯電話やデジタルカメラ、カーナビゲーションシステム、プリンタからFA機器まで、幅広い機器での採用実績があります。

その μITRON4.0 仕様準拠リアルタイムOS が、Nintendo Switch のコントローラ「Joy-Con」に活用、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)などの制御用途で利用されているということです。

exFAT ファイルシステムは、FAT12/16/32 およびexFAT をサポートするファイルシステム。従来の FAT32 ファイルシステムでは取り扱えなかった、USB メモリや外付ハードディスクなど32ギガバイトを超える大容量メディアに最適化されており、格納された動画や音楽、写真をはじめとする大容量ファイルを、高速に取り扱うことができます。VFAT ファイルシステムをベースに開発され、特長をそのまま引き継いでいます。

高速巻き戻し再生などに必要なファイルポインタの高速な後方シーク機能や、電源断やメディアの抜去によるファイルシステムの破壊を最小限に抑える機能など、デジタルカメラをはじめとしたデジタル家電製品に必須の機能が多く搭載。さらに多言語対応や文字コードの動的変更機能、UNICODE対応オプションなど、海外市場向け製品に必要な機能をサポートしています。

exFAT ファイルシステムは、Nintendo Switch 本体に挿入される microSD や microSDHC、大容量の microSDXC メモリカードに対してデータの読み書きを高速で行うファイル操作機能を提供しているということです。

イーソルの技術は Wii や Wii U でも採用。主にSDカードの読み書きをの部分で、イーソルのファイルシステムが活用されてきました。

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