投資規模600億円超となるUSJ「任天堂エリア」、目玉に『マリオカート』のライド・アトラクション登場


 

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは8日、任天堂のキャラクターとその世界観をテーマにしたエリア『SUPER NINTENDO WORLD (スーパーニンテンドーワールド)』の建設着工式を開催しました。

投資規模は600億円超、スーパーニンテンドーワールド

『スーパーニンテンドーワールド』は、USJ のさらなる集客拡大の起爆剤となる、「任天堂(NINTENDO)」のゲームやキャラクターを世界観とするエリア。複数のアトラクションに、ショップやレストランなどを有する二層構造の巨大複合エリアとなり、その規模は600億円超という巨大プロジェクト。2020年の東京オリンピック前のオープンを目指して開発が進められています。

以前、投資額は「500億円を超える」と言われていましたが、発表によると「ゲストの皆様の体験価値を最高のものにする」ため、投資額が修正されました。

マリオカートのライド・アトラクションも登場

アトラクションのメインとして『マリオカート』が登場。どのような内容になるのか詳細は明らかにはされていないものの、ユニバーサル・スタジオのクリエイティビティと、世界最新鋭の技術を駆使して「テーマパークの常識を覆すアトラクション」「ほかに類を見ない世界初のアトラクション」として登場するとのこと。まさに体ごと任天堂ゲームの世界へ入り込み、熱中できるパーク体験が待っているということです。

スーパーニンテンドーワールドのイメージ映像も公開されました。

建設着工式では建設予定地に『スーパーマリオ』シリーズの世界観が再現された特別な巨大ステージが設けられ、マリオがクリボーやノコノコに遭遇したり、コインを獲得したりとビデオゲームさながらのアクションを再現。

USJ の CEO である J.L.ボニエ氏と任天堂のクリエイティブフェロー宮本茂氏、ユニバーサル・パークス&リゾーツのバイスチェアマン兼ユニバーサル・クリエイティブ プレジデントのマーク・ウッドベリー氏も登壇し、ハテナブロックをたたくと「スーパーキノコ」や「1UPキノコ」「スター」「コイン」などマリオに登場するアイテムを模した大量のコンフェティ(紙ふぶき)や、色とりどりのパイロ(仕掛け花火)が舞い上がり、プロジェクトの幕開けを飾りました。

登壇者コメント

任天堂株式会社 代表取締役 クリエイティブフェロー宮本茂氏

私自身も、任天堂のクリエイティブチームも、このプロジェクトに全面協力体制で取り組んでいます。ゲームの中のマリオの世界をリアルな造形で作り上げていくユニバーサル・クリエイティブチームはとても頼もしく、皆さんのマリオへの愛と知識のおかげで、言葉の壁も越えた開発が続いています。

任天堂のおなじみキャラクターが目の前に現れ、直接触れ合うことで、ゲームの中に自分が入り込んだかのような体験をしていただけるアイデアを、たくさん盛り込んでいます。私自身も、実際に体験できる日がとても待ち遠しいです。

ユニバーサル・パークス&リゾーツ バイスチェアマン 兼 ユニバーサル・クリエイティブ プレジデント マーク・ウッドベリー氏

グローバルに展開するエンターテイメント企業である私たちは、非常に画期的かつ革新的なパートナーシップを構築しています。私たちのビジョンは、任天堂のキャラクターやストーリー、その世界観を、世界でまだ誰も見たことも体験したこともないものに再現することです。

この『SUPER NINTENDO WORLD』のメインになるのは、超画期的ライド・アトラクションの『マリオカート』です。私たちはこれを、これまでのテーマパークの常識をくつがえすぐらい画期的なアトラクションに造り上げます。

株式会社ユー・エス・ジェイ 代表取締役CEO J.L.ボニエ氏

投資額600億円超となる『SUPER NINTENDO WORLD』は、成功をおさめている『ユニバーサル・ワンダーランド』、『ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター』、『ミニオン・パーク』等に続くテーマエリアとなります。

2層からなるユニークな構造で、アトラクション、レストラン、ショップと複合体験のできるエリアとして、国内外からさらに多くのゲストをお迎えしたい。


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